[計画の作成]をクリックすると最適計画が作成され、計画の質に関する結果が表示されます。デフォルトの最適計画はD-最適計画です。「ALT最適化基準」の赤い三角ボタンのメニューから、最適化基準を変更できます。
[計画の作成]をクリックすると、次のレポートが表示されます。
図22.20 計画のアウトライン
計画
加速因子の水準の組み合わせごとに、試験に用いるユニット数。1因子の場合には最初の1列に、2因子の場合には最初の2列に、因子水準が表示されます。
ユニット数
加速因子の水準の組み合わせごとに、試験に用いるユニット数。
期待故障数
指定した計画の設定における故障数の期待値。故障数の期待値は、指定された事前モデルに基づいて計算されます。
全打ち切りの確率
指定した加速因子の水準の組み合わせで試験されたユニットの故障数が0となる確率。この確率も、指定された事前モデルに基づいて計算されます。
注: 期待故障値と打ち切り確率は、指定した事前モデルが妥当なのものかを判断する材料になります。
最適計画でのパラメータ分散
最適計画における、パラメータ推定値の分散共分散行列に比例した行列。なお、この計算は、「事前平均」アウトラインで指定された値を真のパラメータ値とみなして行われます。釣合い型計画でのパラメータ分散を参照してください。
注: 「最適計画でのパラメータ分散」行列を、「釣合い型計画でのパラメータ分散」行列と比較すれば、最適計画で推定値の分散がどの程度小さくするかが判断できます。
最適化基準
3つの最適化基準の値が表示されます。
D基準
D-最適化基準。D-最適計画の作成を参照してください。
分位点基準
分位点に関する I-最適化基準。分位点最適計画の作成を参照してください。
確率基準
故障確率に関するI-最適化基準。故障確率最適計画の作成を参照してください。
R精度(95%信頼区間)
標本サイズ、因子の水準、興味がある分位点のR精度に及ぼす影響を調べるプロファイル。「R精度(95%信頼区間)」は、興味がある分位点の信頼区間から計算されています。
シミュレータ
シミュレータを使うと、データの収集前に加速モデルを検討することができます。
シミュレーション回数
実行するシミュレーションの回数。
シミュレーション 興味がある確率
分位点について、興味がある故障確率。
シミュレーション設定: X =
加速因子における使用条件の値。
[シミュレーションの実行]をクリックすると、要約統計量の表とあてはめられたモデルのプロットが表示されます。