この例では、Solubility.jmpサンプルデータテーブルを使用して、6つの溶媒で構成されたデータから2因子を抽出します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Solubility.jmp」を開きます。
2. [分析]>[多変量]>[因子分析]を選択します。
3. [1-オクタノール]から[ヘキサン]までを選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
図9.2 最初の「因子分析」レポート
スクリープロットが水平となる個所、つまりその後から固有値の落ち方が横ばいになる位置は、因子数2のモデルが適切であることを示しています。
5. 「モデルの設定」アウトラインで、以下のように選択します。
– 「因子分析の方法」=[最尤法]を選択
– 「事前共通性」=[共通因子分析]を選択
– 因子数 = 2
– 「回転方法」=[Varimax]を選択
6. [実行]をクリックします。
図9.3 「因子分析」レポート
レポートには、共通性の推定値、分散の推定値、有意性検定、適合度の指標、回転後の因子負荷量、因子負荷量プロットが表示されます。回転後の因子負荷量と因子負荷量プロットは、第1因子が「四塩化炭素」、「ヘキサン」、「クロロフォルム」、「ベンゼン」といった変数に、第2因子は「エーテル」、「1-オクタノール」といった変数に強く関連していることを示唆しています。レポートに表示される情報の詳細については、モデルをあてはめた後のオプションを参照してください。
ヒント: [因子負荷量プロット]の点はクリックして選択できます。また、ラベルはドラッグして移動できます。右下隅をクリックしてプロットサイズを大きくすると、ラベルが見やすくなります。