公開日: 04/01/2021

[相対リスク]オプションの例

この例では、「Car Poll.jmp」サンプルデータを使用して、調査対象者における性別ごとの既婚の割合を調べてみます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Car Poll.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「既婚/未婚」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「性別」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「性別と既婚/未婚の分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[相対リスク]を選択します。

「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウが表示されます。

「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウ 

Image shown here

「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウについて、次の点を確認してください。

1対の応答と因子についてのみ相対リスクを計算するには、このダイアログボックスで対象の変数を指定します。たとえば、のウィンドウで[OK]をクリックすると、次のように計算されます。

Equation shown here

応答と因子のすべての組み合わせ(2 × 2 = 4)について相対リスクを計算するには、[すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにします()。

7. [すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにして、すべての組み合わせについて計算を行います。他のすべての設定はデフォルト値のままにしておきます。

「相対リスク」レポートの例 

Image shown here

次の手順に従って、相対リスクがどのように計算されているのか確認してみましょう。

1. 「相対リスク」レポートの最初の項目(P(既婚|女性)/P(既婚|男性))を調べます。

2. P(既婚|女性)およびP(既婚|男性)といった確率は、分割表に表示されています。これらの確率は、分割表では、女性および男性の各行における、既婚の「行%」に相当します。

P(既婚|女性) = 0.6884

P(既婚|男性) = 0.6121

したがって、計算式は次のようになります。

P(既婚|女性)/P(既婚|男性) = Equation shown here = 1.1247

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).