公開日: 04/01/2021

[2標本割合]の例

シリコンウエハーの2つの生産ラインを管理しているとします。2つの生産ラインの不適合品率は差がないことが望ましいですが、これまでの経験から、片方の生産ラインは不適合品率が8%、もう片方は6%になるかもしれないということが想定されます。不適合品率がこの差になった場合に80%の検出力で検出するために必要な標本サイズを調べてみましょう。

1. [実験計画(DOE)]>[計画の診断]>[標本サイズ/検出力]を選択します。

2. [2標本割合]をクリックします。

3. 「Alpha」はデフォルトの「0.05」のままにしておきます。

4. 「割合1」として「0.08」を入力します。

5. 「割合2」として「0.06」を入力します。

6. 検定の種類には[両側]を選択します。

7. 「差の仮説値」として「0」を入力します。

8. 「標本サイズ1」「標本サイズ2」は空白にしておきます。

9. 「検出力」として「0.8」を入力します。

10. [続行]をクリックします。

図17.13 2つの割合の差に対する両側検定 

Image shown here

計算の結果から、生産ラインの不適合品率の差を検出するには、生産ラインごとに2,554個のウエハーをテストしなければならないことがわかります。

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