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公開日: 04/01/2021

「因子の変更」列プロパティの例

「Design Experiment」フォルダにある「Battery Data.jmp」データテーブルは、乾電池の回路電圧(OCV)を調べる実験のデータをまとめたものです。計画は2方分割法による分割実験です。詳細については、カスタム計画の例を参照してください。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Battery Data.jmp」を開きます。

2. 「列」パネルで因子「C1」のアスタリスクをクリックします。

3. [因子の変更]を選択します。

図A.25 「C1」の「因子の変更」パネル 

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「C1」の「因子の変更」の値は[困難]です。なお、図A.24で示しているように、「A1」の「因子の変更」の値は[非常に困難]です。

4. [OK]をクリックします。

5. データテーブルで、「DOEダイアログ」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。

6. 「因子」アウトラインを開きます。

図A.26 乾電池の実験の「因子」アウトライン 

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因子の「A1」「A2」「A3」「A4」は、変更が[非常に困難]で、「C1」「C2」は[困難]に設定されています。「カスタム計画」プラットフォームで計画のデータテーブルを作成すると、該当する列の「因子の変更」列プロパティにこれらの設定が自動的に保存されます。

「計画」アウトラインを見ると、一次単位二次単位の因子もあることがわかります。

図A.27 「計画」アウトラインの一部 

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変更が[困難]または[非常に困難]の設定を反映した2つの因子(「一次単位」と「二次単位」)が自動的に追加されています。「一次単位」に対しては、[非常に困難]な因子の水準が割り付けられています。一方、「二次単位」に対しては、[困難]な因子の水準が割り付けられています。なお、「計画の評価」および「拡張計画」プラットフォームで「因子の変更」列プロパティを持つ列を指定するときには、これらの一次単位や二次単位の因子も効果(X)として含めてください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).