「因子」アウトラインで因子を追加します。
図21.4 「因子」アウトライン
「因子」アウトラインには、次のようなオプションが含まれます。
連続変数
「N個の因子を追加」で指定した数だけ、連続尺度の因子が追加されます。
カテゴリカル
「N個の因子を追加」で指定した数だけ、カテゴリカルな因子が追加されます。
削除
選択されている因子が削除されます。
N個の因子を追加
指定の種類の因子が追加されます。因子の数を入力し、[連続変数]または[カテゴリカル]をクリックします。「N個の因子を追加」を繰り返すことで、異なる種類の因子を複数追加することができます。
ヒント: 因子の設定を保存したい場合には、「因子」パネルへの入力が完了した後に、赤い三角ボタンのメニューから[因子の保存]を選択してください。これにより、因子の名前と値がデータテーブルに保存され、後で再利用できるようになります。Space Filling計画のオプションを参照してください。
「因子」アウトラインには、次のような列があります。
名前
因子の名前。追加した因子には、デフォルトで「X1」、「X2」...という名前がつきます。名前を変更するには、ダブルクリックして任意の名前を入力します。
役割
因子の役割を指定します。役割は、「因子の役割」列プロパティとしてデータテーブルに保存されます。この列プロパティがあることで、因子の種類は適切にモデル化されます。
値
実験における因子の設定。値を挿入するには、デフォルトの値をクリックし、任意の値を入力します。
「因子」アウトラインでは、次のような作業ができます。
• 因子名を編集するには、因子名をダブルクリックします。
• カテゴリカル因子の場合、因子名の左隣に下向きの矢印があります。この矢印をクリックすると水準が追加されます。
• 因子の水準を削除するには、値をクリックし、キーボードのDeleteキーを押し、最後にテキストボックスの外をクリックします。
• 値を編集するには、「値」列の値をクリックします。
連続変数
数値データを値として取る因子。連続変数とは、指定された下限から上側までの間において、任意の数値に設定できる因子のことです。
カテゴリカル
数値または文字の値を取ります。カテゴリカルな因子の値は、入力したときの左から右の順序で並べられます。この順序は、作成されたデータテーブルの各列における「値の表示順序」列プロパティに保存されます。
データテーブルには、各因子のさまざまな列プロパティが保存されます。
因子の役割
データテーブルにおけるすべての因子の列に、「因子の役割」列プロパティが割り当てられます。この「因子の役割」列プロパティの値は、実験を計画するときに指定した役割によって決まります。「因子の役割」列プロパティは、データをモデル化するときに、どのように因子を用いるかを示しています。また、「因子の役割」列プロパティの値は、「拡張計画」プラットフォームでも使われます。
因子の変更
データテーブルにおけるすべての因子の列には、「容易」に設定された「因子の変更」列プロパティも割り当てられます。Space Filling計画では、1回の実験ごとに因子水準の変更が可能であると想定されています。「因子の変更」の値は、「拡張計画」プラットフォームや「計画の評価」プラットフォームでも使われます。
コード変換
因子の役割が連続変数である場合は、「コード変換」列プロパティが保存されます。このプロパティは、最小値が-1、最大値が+1になるように因子の値を変換します。「最小2乗法によるあてはめ」レポートの推定値と検定は、変換後の値に基づいて計算されます。
値の表示順序
因子の役割がカテゴリカルまたはブロックの場合は、「値の表示順序」列プロパティが保存されます。この列プロパティによって、因子水準の表示順序が決まります。