「曲線のあてはめ」の赤い三角ボタンのメニューから、次のいずれかのモデルを選択できます。モデル式を参照してください。
多項式
多項式をあてはめます。1次式(直線)から5次式までが用意されています。
シグモイド曲線
ロジスティック曲線・プロビット曲線・Gompertz曲線・Weibull曲線といったモデルをあてはめます。これらの曲線はS字型で、上側と下側に漸近線があります。ロジスティック2P・3P・4P、およびプロビット2P・4Pは対称です。ロジスティック5Pモデルと、2つのGompertzモデルは非対称です。ロジスティック2Pは、応答変数のデータ値が、0以上1以下である場合にだけ使用できます。Weibull成長曲線が利用できるのは、応答変数と説明変数の値が非負の場合だけです。シグモイド曲線の例としては、学習曲線や、腫瘍の成長を示すモデルが挙げられます。シグモイド曲線は、最初のほうは上昇が大きく、やがて上昇が緩やかになっていきます。
指数 成長と減衰
指数、双指数、単分子成長、および細胞成長のモデルをあてはめます。「指数 2P」は漸近線が0に固定されていますが、「指数 3P」ではその漸近線が推定されます。双指数モデルは、成長過程(もしくは、減衰過程)を表す指数関数が2つあります。単分子成長モデルと指数3Pモデルは常に増加しますが、モデルには漸近線があり、成長率は鈍化します。指数成長モデルの例としてはウイルスの拡散、指数減衰モデルの例としては薬物の半減期が挙げられます。
ピークモデル
Gauss型ピークとLorentz型ピークのモデルをあてはめます。これらのモデルは、ピークまで増加し、その後減少します。Gauss型ピークモデルは、正規分布の確率密度関数のスケールを変更したものです。Lorentz型ピークモデルは、Cauchy分布の確率密度関数のスケールを変更したものです。これらの曲線は、一部の化学濃度における測定や人工ニューラルネットワークで利用されています。
薬物動態モデル
1コンパートメント経口投与、2コンパートメント急速静注モデル、および双指数 4Pのモデルをあてはめます。このオプションは、体内の薬剤濃度をモデル化するときに使用します。
Michaelis-Mentenのあてはめ
Michaelis-Menten生化学動態モデルをあてはめます。このモデルは、基質濃度に対する酵素反応速度を表したものです。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』のローカルデータフィルタ、[やり直し]メニュー、および[スクリプトの保存]メニューを参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。