特に自然科学分野では、変数間の関係を表すいろいろな非線形モデルが知られています。たとえば、薬理学では、薬の濃度や用量を変えたときに、反応がどのように変化するかを試験します。薬の濃度と反応の強さとの関係は、シグモイド曲線によってたびたび表されます。非線形モデルのほかの例として、指数成長曲線が挙げられます。指数成長曲線は、時間が経過する従って、集団の大きさがどのように変化していくかを表します。
「曲線のあてはめ」プラットフォームを使う場合、パラメータ推定値の開始値を指定する必要がなく、モデル式を作成する必要もありません。自分自身で開始値を指定したり、モデル式を指定したりしたいときには、「曲線のあてはめ」ではなく、「非線形回帰」プラットフォームを使ってください。「非線形回帰」プラットフォームでは、どのような非線形モデルの式も指定することができます。非線形回帰を参照してください。
図13.1 「曲線のあてはめ」プラットフォームの「非線形回帰のあてはめ」機能の例