Format()関数では、桁区切り記号、小数点以下の桁数、緯度や経度の句読記号、p値など、数値の表示意識を設定できます。次のスクリプトは、固定小数点の形式を指定する基本的な例です。
Format( x, 10, 2, "Use thousands separator");
形式の指定では、その形式が設定される数値を最初に記述します。次に、全体の桁数、小数点以下の桁数、および桁区切り記号を使用するかどうかなどを指定できます。
次は別の形式の例です。
Format( x, "Currency ", 20, <<Use Locale(0) );
//コンピュータのロケールを無視し、小数点記号にピリオドを使用する
Format( x, "Currency", 20, "Use thousands separator" );
Format( x, "m/d/y", 10 );
Format( x, "Precision", 10, 2, "Keep trailing zeroes", "Keep all whole digits", "Keep all whole digits" );
Format( x, "Latitude DDD", "PUNDIR"); // "PUN"はフィールド句読記号、"DIR"は方角、PUNDIRは両方
Format( x, "Custom", Formula( Abs( value ) ), 15 );
Function()引数の構文は『スクリプト構文リファレンス』のFormat(x, width|<width, decimal places>, <"Use thousands separator">)に示されています。引数の名前とオプションは、データテーブルの列情報ウィンドウでも確認できます。
日付時間値と通貨の表示形式について詳しくは、日付時間の関数と形式および通貨を参照してください。
Matrix Box()、Number Col Box()、 Number Col Edit Box()、Number Edit Box()で数値の表示形式を指定するには、 Set Formatメッセージをディスプレイボックスに送ります。ここでも、以下のように、Format()関数と同じ引数を指定できます。
<<Set Format( 10, 2, "Use thousands separator");
<<Set Format( "通貨", "EUR", 20 );
Set Format引数の構文は、『スクリプト構文リファレンス』のNumber Col Box<<Set Format(<width>|<width, decimal places>, <"Use Thousands Separator">)に示されています。引数の名前とオプションは、データテーブルの列情報ウィンドウでも確認できます。
注: 小数桁数を指定するときは、小数桁数の前に総桁数を置く必要があります。