公開日: 04/01/2021

データテーブルを非表示にする

データテーブルを表示させる必要がない場合は、2通りの方法でそれらのテーブルを非表示にできます。invisibleとして開く方法とprivateとして開く方法です。

非表示のデータテーブル

invisibleで非表示にしたデータテーブルは、画面上では見えませんが、実行する分析にはリンクされています。次のように、データテーブルを非表示にして開きます。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp", "invisible" );

次の例では、10行から成るAbcという非表示のデータテーブルを作成します。1つの列にXという名前をつけます。

dt = New Table( "Abc", "invisible", New Column( "X" ), Add Rows( 10 ) );

開いたデータテーブルが非表示かどうかを調べるには、データテーブルオブジェクトにブール値のHas Data Viewメッセージを送ります。次の式は、データテーブルが非表示の場合に0(偽)を戻します。

dt << Has Data View();

非表示のデータテーブルでの作業を終えたら、必ずClose()関数でデータテーブルを閉じてください。そうしないと、JMPを終了するまでデータテーブルがメモリに残ります。

非表示のデータテーブルを表示する

非表示のデータテーブルは、Show Window()関数で表示できます。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp", "invisible" );
dt << Show Window( 1 );

ユーザはJMPインターフェースからテーブルを開くこともできます。Windowsの場合、invisibleのデータテーブルはホームウィンドウのウィンドウリストと[ウィンドウ]>[再表示]メニューに表示されます。macOSの場合も、データテーブルはJMPホームウィンドウと[ウィンドウ]>[表示しない]メニューに表示されます。

プライベートデータテーブル

データテーブルを完全に非表示にするには、private引数を含めます。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp", "private" );

プライベートデータテーブルは、テーブルを見えない状態にし、使用されないようにします。スクリプトがその処理の中で生成した、人の目に触れないようにしたいデータを格納するために、プライベートデータテーブルを作成する場合などがあります。メモリを節約するためではありません。

Private、Invisible、Visibleを参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).