公開日: 04/01/2021

SASデータセットの読み込み

SASデータセットの保存形式には数多くのものがあります。

Windowsでサポートされている形式は、.sas7bdat.sas7bxatです。

macOSは、.sas7bdatファイルの読み取りと書き込みに対応しています。

WindowsとmacOSは、.xptファイルの読み取りと書き込みに対応しています。

JMPでデータセットを開くと、データテーブルとして開きます。テーブルの列名にはSAS変数名がデフォルトで使われます。Windowsでデータセット内の変数ラベルを使用するには、ファイルを開くときにオプションを選択します(下のステップ5を参照)。

サポートされているISO日付形式はB8601DA、B8601DN、B8601DT、B8601DZ、B8601LZ、B8601TM、B8601TZ、E8601DA、E8601DN、E8601DT、E8601DZ、E8601LZ、E8601TM、E8601TZです。日付形式がサポートされていない場合、そのデータは指数を使用した表記形式で読み込まれます。

SASデータセットを開くには:

1. [ファイル]>[開く]を選択します。

2. (Windowsのみ)「ファイル名」の横のリストから[SASデータセット]を選択します(図3.49を参照)。

注: SASデータセットに変更が加えられた後もSAS変数名とフォーマットは維持され、保存することができます。詳細については、SASデータセットとして保存を参照してください。

3. ファイルを選択します。

図3.49 SASデータセットを開く 

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注: 読み込む列を選択するには、[開く]ボタンの矢印をクリックし、[列の選択]を選択します。

4. (オプション)次のいずれかのオプションを選択します。

SAS変数ラベル

(変数名の代わりに)SAS変数ラベルをJMPデータテーブルの列名として使用します。

SAS変数名

(ラベルの代わりに)SAS変数名をJMPデータテーブルの列名として使用します。

5. (オプション、Windows)次のいずれかのオプションを選択します。

テーブルと列のプロパティをSAS 9.4拡張属性から適用

SASサーバーが拡張属性(SAS 9.4)をサポートしている場合は、JMPメタデータを保存する際に拡張属性を含めます。ここでの設定は、[SASインテグレーション]の環境設定の「SAS 9.4拡張属性」で指定した設定よりも優先されます。

次にこのウィンドウが表示された時、このフィルタを選択

デフォルトのファイル形式を、「ファイル名」リストの横で選択したオプションに設定します。このオプションを選択すると、次にこのウィンドウを開いたときに[SASデータセット]がデフォルトのファイル形式になります。

6. (オプション)SAS移送ファイル(.xpt)の場合は、次のオプションを適宜選びます。

メンバーの選択

JMPで開く特定のメンバーやテーブルの名前を入力できます。macOSの場合では、[メンバーテーブル]>[指定]を選択して名前を入力します。

すべてのメンバーを開く

移送ファイル内のすべてのメンバーまたはテーブルを開きます。macOSでは、[メンバーテーブル]>[すべて]を選択します。

すべてのメンバーを保存

ファイルを開いたらすぐにJMPファイルとして保存します。ファイルは、SAS移送ファイルと同じディレクトリに保存されます。macOSでは、このオプションは[すべてを保存]です。

列の選択

移送ファイルから特定の列だけを開きます。表示されるリストから、読み込む列を選択します。macOSの場合では、このオプションは[開く前に列を選択]です。

7. [開く]をクリックします。

注: SASファイルから日付変数を読み込む場合、JMPはSASの日付フォーマットを識別し、JMPの日付値の列に変換します。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).