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公開日: 04/01/2021

「劣化データ分析」プラットフォームの起動

「劣化データ分析」プラットフォームを起動するには、[分析]>[信頼性/生存時間分析]>[劣化分析]を選択します。図7.3は、「Reliability」フォルダにある「GaAs Laser.jmp」データテーブルを使用した「劣化データ分析」起動ウィンドウです。「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』列フィルタメニューを参照してください。

図7.3 「劣化データ分析」起動ウィンドウ 

Image shown here

分析の種類

起動ウィンドウは、分析の種類に合わせて3つのタブに分かれています。

反復測定劣化

線形または非線形の劣化分析を実行します。[Y, 応答]に指定できる変数は1つだけです。このオプションでは、打ち切りのあるデータは分析できません。

破壊劣化

測定プロセスの途中でユニットが破壊される場合は、この種類の分析を選択します。このオプションでは、打ち切りのあるデータを分析できます。破壊劣化を参照してください。

注: なお、このオプションとは別に、「破壊劣化」プラットフォームにおいて、破壊試験のための基本的なモデルが予め用意されています。詳細については、破壊劣化を参照してください。

安定性試験

安定性試験に対する分析を実行します。医薬品の有効期間を設定する場合に使用します。[Y, 応答]に指定できる変数は1つだけです。安定性試験を参照してください。

起動ウィンドウのオプション

起動ウィンドウには、次のようなオプションがあります。

Y, 目的変数

劣化の程度を示す測定データを含む列を指定します。

時間

時間値を含む列を指定します。

X

([反復測定劣化]タブと[破壊劣化]タブのみ)。説明変数を指定します。この役割を使って、加速劣化モデルにおける加速因子を指定します。

ラベル, システムID

([反復測定劣化]タブと[安定性試験]タブのみ)。ユニットのIDを示す列を指定します。

度数

各行の度数を含む列を指定します。

打ち切り

([破壊劣化]タブのみ)。ユニットの打ち切りの有無を示す列を指定します。

By

ここで指定した変数の水準ごとに分析が実行されます。

打ち切りの値

([破壊劣化]タブのみ)。[打ち切り]列のデータ値のうち、右側打ち切りであることを示すデータ値を指定します。[打ち切り]列を選択すると候補となるデータ値が、自動的にコンボボックスに表示されます。データ値を変更するには、赤い三角ボタンをクリックして、値のリストから選択してください。テキストボックスに異なる値を入力することもできます。[打ち切り]列に「値ラベル」列プロパティが設定されている場合、値ラベルが値リストに表示されます。なお、[打ち切り]列が欠測値となっている行は、分析から除外されます。

上側仕様限界

上側仕様限界を指定します。([安定性試験]タブ以外のオプション)

下側仕様限界

下側仕様限界を指定します。([安定性試験]タブ以外のオプション)

打ち切り時間

([反復測定劣化]タブと[安定性試験]タブのみ)。[逆推定]における擬似故障時間に関して、打ち切りとみなす時間を指定します。逆推定を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).