「寿命の一変量」の赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。
すべての分布のあてはめ
閾値分布以外のすべての分布をあてはめます。あてはめた分布は、「モデルの比較」レポート内で比較できます。分布の比較を参照してください。
ヒント: 最適な分布を選ぶ規準を変更するには、[比較の規準]を選択します。
すべての非負分布のあてはめ
非負データに対するすべての分布(指数・対数正規・対数ロジスティック・Fréchet・Weibull・一般化ガンマ分布)をあてはめます。あてはめた分布は、「モデルの比較」レポート内で比較できます。分布の比較を参照してください。次の点に注意してください。
– このオプションでは、DS分布と閾値分布はあてはめません。
– データに負の値がある場合は、何も起こりません。
– このオプションを選択すると、いくつかのユニットがゼロ時間で故障している場合には、ZI 対数正規、ZI Weibull、ZI 対数ロジスティック、ZI Fréchetという4つのゼロ強調(ZI; Zero-Inflated)分布をあてはめます。ゼロ強調分布についての詳細は、ゼロ強調分布を参照してください。
すべてのDS分布のあてはめ
DS対数正規、DS Weibull、DS ロジスティック、DS Fréchetの4つの故障部分母集団(DS; Defective Subpopulation)分布をすべてあてはめます。故障部分母集団分布についての詳細は、故障部分母集団の分布(DS分布)を参照してください。
混合分布のあてはめ
いくつかの分布を組み合わせた混合分布をあてはめます。なお、混合させる分布には、閾値分布(TH分布)は含まれていません。混合分布のあてはめを参照してください。
競合リスク混合分布のあてはめ
競合リスク混合分布をあてはめます。競合リスク混合分布のあてはめを参照してください。
点の表示
確率プロットにおける点の表示/非表示を切り替えます。確率プロット上にKaplan-Meier曲線を点でプロットする場合には、中間点が使われます。一方、[点の表示]を解除して点でプロットしない場合には、中間点ではなく、通常のKaplan-Meier推定値が使われます。
イベントプロットで度数を表示
(このオプションは「度数」変数を指定した場合のみ表示されます。)イベントプロットにおいて「度数」ラベルの表示/非表示を切り替えます。
生存曲線の表示
「分布の比較」の確率プロットと「分布プロファイル」プロットに表示される曲線を、故障確率の曲線にするか、生存確率の曲線にするかを切り替えます。
分位点関数の表示
選択した確率分布の分位点関数を重ね合わせて描いた「分位点プロファイル」の表示/非表示を切り替えます。この「分位点プロファイル」では、故障が生じた時点に対して点がプロットされます。この「分位点プロファイル」は「分布の比較」レポートの下に表示されます。「分布の比較」・「分位点プロファイル」・「ハザードプロファイル」のいずれか1つで分布を選択すると、その分布に関する曲線が他の2つのプロットにも描かれます。
ハザード関数の表示
選択した確率分布のハザード関数を重ね合わせて描いた「ハザードプロファイル」の表示/非表示を切り替えます。この「ハザードプロファイル」は「統計量」レポートの上に表示されます。「分布の比較」・「分位点プロファイル」・「ハザードプロファイル」のいずれか1つで分布を選択すると、その分布に関する曲線が他の2つのプロットにも描かれます。
統計量の表示
「統計量」レポートの表示/非表示を切り替えます。寿命の一変量:統計量を参照してください。
タブ形式で結果を表示
タブ形式でレポートを表示します。デフォルトでは、アウトライン形式で表示されています。
信頼領域の表示
グラフにおいて、色のついた信頼領域の表示/非表示を切り替えます。
区間の種類
「分布の比較」プロットにおいて、ノンパラメトリックな推定値に対して描かれる信頼区間の種類を指定します。[同時]と[時点別]のいずれかを選択してください。
信頼水準の変更
プラットフォーム全体で使われる信頼水準を変更します。信頼水準を変更すると、すべてのプロットとレポートが更新されます。
比較の規準
「モデルの比較」レポートにおけるモデルの並び替えに使用される規準を選択します。どの規準でも、互いに比較したときに規準が小さくなっている確率分布が良いモデルと判断されます。AICは、Akaike(1974)で説明されています。また、Burnham and Anderson(2002)は、AICcとBICによるモデル選択について述べています。『基本的な回帰モデル』の尤度・AICc・BICを参照してください。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』のローカルデータフィルタ、[やり直し]メニュー、および[スクリプトの保存]メニューを参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。
By変数を指定した場合、By変数の水準ごとに個別の「寿命の一変量」レポートが表示されます。
Byグループの結果を保存
Byグループごとに、「パラメータ推定値」に表示されるパラメータ推定値を、新しいデータテーブルの行に保存します。
すべてのグループに同じ分析を実行
現在のグループに対して選択されたすべてのオプションを、すべてのByグループに適用します。