「対応のあるペア」プラットフォームでは、相関がある2変数間の平均を比較し、その差を評価します。たとえば、同じ患者から測定した、治療前後の血圧を比較します。応答に相関があることを考慮した統計手法として、対応のあるt検定が使用されます。
このプラットフォームでは、ペアの平均と差をプロットした散布図が描かれます。また、両側検定、下側の片側検定、上側の片側検定という3つの対立仮説に対する検定が実行されます。なお、3列以上の応答を指定すると、それらの組み合わせに対して、処理が行われます。また、グループ列を指定した場合、単純な反復測定分散分析モデルに基づき、検定が行われます。
図19.1 対応のあるペア分析の例