公開日: 04/01/2021

Image shown hereモデルに関するオプション

[実行]をクリックすると、指定した内容に応じた構造方程式モデルのレポートが表示されます。このレポートの赤い三角ボタンをクリックすると、以下のオプションが表示されます。

Path Diagram Settings

パス図に変更を加えるためのオプションが含まれます。(JMP 15.1以前では、[パス図]というオプションです。)

パス図の表示

パス図の表示/非表示を切り替える。

推定値の表示

パス図の矢印に表示するパラメータ推定値の種類を選択する。[非標準化][標準化][なし]のいずれかを選択できます。

パス図の色付け

パス図の変数に色を付ける(これはJMP 15.1以前だけのオプションです)。

分散の表示

パス図において、分散を示す両方向の矢印を表示する。(JMP 15.1以前だけのオプションです。)

潜在変数の指標変数を表示

パス図において潜在変数に対する指標変数の表示/非表示を切り替える(これはJMP 15.1以前だけのオプションです)。

レイアウト

パス図内の項目の配置方法が6種類用意されています(これはJMP 15.1以前だけのオプションです)。これらのレイアウトは、「パス図」パネルの[パス図のレイアウトを変更]ボタンを使って切り替えられるレイアウトと同じです。レイアウトは、パス図で項目をドラッグすることによっても変更できます。

適合度指標

あてはめたモデルの評価基準となるさまざまな指標の表示/非表示を切り替えます。「あてはめの要約」レポートにある値に加えて、以下の指標が表示されます。

TLI

Tucker-Lewis指標(Tucker-Lewis Index; TLI)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。この指標は、NNFI(Non-Normed Fit Index; 非規準化適合指標、非標準化適合指標)とも呼ばれています。TLIは0から1の間の値をとり、0.95を超えることが望ましいとされています(West et al. 2012)。TLIを参照してください。

NFI

規準化適合指標(標準化適合指標)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。NFIは0から1の間の値をとり、0.95を超えることが望ましいとされています(West et al. 2012)。NFIを参照してください。

修正済みGFI

修正済み適合指標(revised Goodness-of-Fit Index; revised GFI)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。修正済みGFIは0から1の間の値をとり、0.95を超えることが望ましいとされています(West et al. 2012)。Revised GFIとRevised AGFIを参照してください。

修正済みAGFI

修正済み調整適合指標(revised Adjusted Goodness-of-Fit Index; revised AGFI)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。修正済みAGFIは0から1の間の値をとります(West et al. 2012)。Revised GFIとRevised AGFIを参照してください。

RMR

平均平方残差の平方根(Root Mean square Residual)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。RMRの計算に使われる残差は、観測データから求めた共分散と、推定されたモデルから求められた共分散の差です。RMRは正の値をとり、小さいほど望ましいです(West et al. 2012)。RMRとSRMRを参照してください。

SRMR

標準化平均平方残差平方根(SRMR; Standardized Root Mean Square Residual)。モデルの適合度を判断する手がかりとなります。SRMRの計算に使われる残差は、観測データから求めた共分散と、推定されたモデルから求められた共分散の差を標準化したものです。SRMRは正の値をとり、小さいほど望ましいです(West et al. 2012)。RMRとSRMRを参照してください。

注: このレポートに表示されるその他の指標については、構造方程式モデルの推定結果を参照してください。

あてはめの要約

モデルのあてはめに関する詳細情報の表示/非表示を切り替える。

パラメータ推定値

標準化していないパラメータ推定値の表示/非表示を切り替える。

標準化したパラメータ推定値

標準化したパラメータ推定値の表示/非表示を切り替える。

モデルから求められる共分散推定値

推定されたモデルに基づいて計算される共分散行列の表示/非表示を切り替える。

モデルから求められる平均推定値

推定されたモデルに基づいて計算される平均の表示/非表示を切り替える。

残差

残差を要素とする行列の表示/非表示を切り替える。この残差行列は、モデルから求められる共分散行列と、観測データの共分散行列の差です。

正規化した残差

正規化した残差を要素とする行列の表示/非表示を切り替える。

正規化した残差のヒートマップ

正規化した残差のヒートマップの表示/非表示を切り替える。

RAM行列

RAM構造で表現されたモデル行列の表示/非表示を切り替える。

推定値の共分散

パラメータ推定値に対する共分散行列の表示/非表示を切り替える。

内生変数のR2

(あてはめたモデルが逐次モデルであり、内生変数が含まれる場合のみ使用できます。)内生変数のR2の表示/非表示を切り替える。各内生変数について、残差の分散の、推定されたモデルから求めた分散に対する比を、1から引いた値です。R2の値は、そのモデルによって説明される内生変数の分散の割合を示しています。内生変数とは、パス図において矢印の先になっている変数のことです。

修正指標

モデル修正指標の表示/非表示を切り替える。この結果に基づいて、どのパラメータをモデルに追加すれば適合度が改善できるかを判断できます。

因子スコアの保存

(モデルに潜在変数がある場合のみ使用できます。)各潜在変数の因子スコアを含んだ列を、データテーブルに保存する。このオプションを選ぶと、データテーブルに非表示の列も追加されます。その非表示の列から、因子スコアを計算します。その非表示の列は、JSL関数のEstimate Factor Scores()を使用しています。この関数の詳細については、[ヘルプ]>[スクリプトの索引]を参照してください。

「モデルの指定」の「前回の設定」

当該のモデルを、「モデルの指定」で指定されているモデルに設定する。

あてはめの削除

レポートウィンドウから、当該のモデルのレポートを削除する。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).