[1標本割合]は、1つの割合に対する仮説検定を行うのに必要な標本サイズを計算します。標本サイズと検出力の計算で想定されている検定は、次のような帰無仮説に対するものです。
両側検定における対立仮説は次のとおりです。
片側検定における対立仮説は次のとおりです。
ここで、pは母割合、p0は母割合の仮説値(帰無仮説での値)です。
[1標本割合]は、実際の有意水準も計算します。実際の有意水準とは、指定された設定において統計的検定を行った場合における、実際の第1種の誤りの確率です。2項分布は離散分布であるため、名目的な有意水準と、実際の有意水準は一致しません。特に、標本サイズが小さい場合や、割合が0や1に近い場合には、実際の有意水準が、5%などの名目的な有意水準と、大きくかけ離れることがあります。実際の有意水準が確実に名目的な有意水準以上になるようにするには、[正確二項検定の正確検出力計算]を使用してください。