「工程のスクリーニング」プラットフォームは、多数の工程における安定性(stability)や工程能力(capability)を評価するためのプラットフォームです。また、管理図で管理外となっているかどうか、なども求められます。「工程のスクリーニング」プラットフォームでは、次のことを行えます。
• 管理図で用いるサブループにおいて、一定のサブグループサイズを指定するか、サブグループIDを含む変数を指定することができる。
• グループ変数を指定できる。グループ変数の各水準の組み合わせごとに、各工程変数が分析されます。
• 中央線やシグマの計算に中央値(メディアン)を使い、外れ値の影響を受けにくくする。
• 工程平均のどこに大きなシフトが生じたかを調べる。
工程の平均や散らばりにおける変化を検出するために、管理図のテストを要約表に表示する。なお、どのテストを表示するかは選択できます。仕様限界を指定した場合は、工程能力指数も求められます。また、「工程性能グラフ」は、安定性と、工程能力(仕様限界への適合性)をプロットしたグラフです。「シフトグラフ」は、上昇シフトや下降シフトが生じた位置を示すグラフです。
ヒント: データテーブルの各列に仕様限界を指定する手順の詳細は、『JMPの使用法』の仕様限界を参照してください。
「工程のスクリーニング」では、より詳しく見たい工程を簡単に選べます。また、「簡易グラフ」は、サイズが小さいので、かなりの数の工程を一度に見ることができます。「管理図ビルダー」プラットフォームや「工程能力」プラットフォームを簡単に呼び出すこともでき、選択した工程を続けて詳しく分析できます。
すべての工程、または特定の工程の結果を含むデータテーブルを、さまざまな形式で保存できます。