「予測式 <列名>」の列は、計算式によって予測値を求めている点が、「予測値 <列名>」の列と異なります。この列に保存されている計算式を見るには、「予測式 <列名>」の列名を右クリックして[計算式]を選択してください。モデルが大きいと、その予測式を表示するにはかなりのスペースが必要となります。予測値を保存するのに、計算式ではなく値だけを保存すればよい場合は、[列の保存]>[予測値]オプションを使ってください。計算式については、『JMPの使用法』の計算式エディタを参照してください。
[予測式]オプションは、新しい行の値を予測したり、プロファイルで使用したりするのに便利です。プロファイルは、予測式を保存しなくても、[因子プロファイル]メニューより、「最小2乗法によるあてはめ」レポートからも呼び出すことができます。ただし、データテーブルに予測式を保存すれば、その列に対して[グラフ]メニューにある[プロファイル]を使用することができます。特に複数の応答を分析する際は、[グラフ]メニューの[プロファイル]機能を用いると便利です。
注: [グラフ]>[プロファイル]を選択したプロファイルによって、応答平均に対する信頼区間を描きたい場合には、まず[予測式]および[予測値の標準誤差の計算式]によって、計算式の列をデータテーブルに保存してください。それから「プロファイル」起動ウィンドウで、それら両方の計算式に[Y, 予測式]の役割を割り当ててください。起動ダイアログで[OK]をクリックすると、[予測値の標準誤差 <列名>]の情報をもとに、[予測式 <列名>]に対する信頼区間を作成するかどうかを訪ねるダイアログが表示されます。そこで[はい]をクリックします。(そこで[いいえ]をクリックすると、[予測値の標準誤差 <列名>]が標準誤差と認識されず、個別のプロファイルが作成されます)。