MANOVAのレポートウィンドウには、次の要素が含まれています。
「MANOVAのあてはめ」の赤い三角ボタンのメニュー
保存に関するオプションがあります。「MANOVAのあてはめ」のオプションを参照してください。
応答の指定
各種検定のための計画行列を指定します。応答の指定を参照してください。
パラメータ推定値
それぞれの応答変数に対するパラメータ推定値が表示されます(標準誤差やt検定などの詳細は出力されません)。応答変数ごとに1つずつ列があります。
最小2乗平均
最小2乗平均とそのプロットが表示されます。最小2乗平均は、すべての応答変数に対して、名義変数の水準ごとに計算されます。
偏相関
残差間の共分散行列と相関行列が表示されます。この計算で使われる各応答変数の残差は、応答変数ごとに効果Xで通常の最小2乗推定を行ったときのものです。
「全体のEおよびH行列」
E行列とH行列を表示します。
– E行列の要素は、残差の平方和と交差積和です。
– H行列の要素は、仮説検定の平方和と交差積和です。
H行列には、モデル全体に対するものと、モデル内の各効果に対するものがあります。H行列とE行列の対角要素は、それぞれ、単一の応答変数に対するF検定の分子平方和(仮説の平方和)と分母平方和(残差の平方和)に等しくなっています。この初期のE行列およびH行列から、応答の計画行列に対するE行列およびH行列が計算され、それをもとに多変量検定の検定統計量が計算されます。