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公開日: 04/01/2021

Wilcoxon検定、メディアン検定、Van der Waerden検定、Friedmanの順位検定のレポート

どのレポートでも、記述統計量と検定結果が順に表示されます。検定結果は、「一元配置検定(カイ2乗近似)」レポートに表示されます。X変数の水準が2つである場合は、「2標本検定(正規近似)」レポートも表示されます。記述統計量は次のとおりです。

水準

Xの水準。

度数

各群の標本サイズ(各水準の度数)。

スコア和

各水準の順位スコアの和。

スコアの期待値

水準間に差はないという帰無仮説のもとでのスコアの期待値。

スコア平均

各水準の平均順位スコア。

(平均-平均0)/標準偏差0

標準化したスコア。「平均0」は帰無仮説のもとでの平均スコアの期待値で、「標準偏差0」は帰無仮説のもとでの平均スコアの標準偏差です。帰無仮説は、「どの群の分布もまったく同じである」というものです。

2標本検定(正規近似)

Xの水準が2つである場合は、「2標本検定(正規近似)」レポートが表示されます。このレポートには、以下の情報が表示されます。

S

標本サイズが小さいほうの水準の順位スコアの和。

Z

正規近似検定の検定統計量。2標本の場合の正規近似を参照してください。

p値(Prob>|Z|)

標準正規分布に基づく、正規近似検定のp値。

一元配置検定(カイ2乗近似)

このレポートは、位置に対するカイ2乗検定の結果を示します。(Conover 1999)が使われます。この両側検定は、ほぼ正確です。

カイ2乗

カイ2乗検定統計量の値。一元配置のカイ2乗近似を参照してください。

自由度

検定の自由度。

p値(Prob>ChiSq)

検定のp値。このp値は、自由度をXの水準数から1を引いた値としたカイ2乗分布に基づいています。

Image shown here二標本: 正確検定

データがまばらであったり、歪んでいたり、同順位が多い場合は、正確検定のほうが、漸近的な近似検定よりも適している可能性があります。Xが2水準である場合、正確検定の統計量が計算できます。[ノンパラメトリック]>[正確検定]を選択し、いずれかの正確検定を選択してください。「二標本: 正確検定」レポートが表示されます。このレポートには、以下の情報が表示されます。

S

標本サイズが小さいほうの水準の順位スコアの和。両水準の標本サイズが等しい場合は、データ値の順序で並べて後になる水準を使用します。

p値(Prob £ S)

片側検定のp値。

p値(Prob ≥ ||S-Mean|)

両側検定のp値。

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