[キャプションボックス]アイコンを選択すると、プロット上に要約統計量が表示されます。要約統計量は、「キャプションボックス」のオプションで応答軸として指定した軸の変数に対応します。
カテゴリカル変数の場合、表示される要約統計量は、カテゴリカル変数の水準に数値を割り当てることにより算出されます。水準は、値の順序で定義されている順序で配置されます。これらの水準には、0から始まり、水準数から1を引いた数値までの整数値が割り当てられます。
メモ: 要約に関連したYや色などのゾーンにカテゴリカル値を使用している場合、要約統計量は、変数の水準に割り当てられた数値(0~水準数から1を引いた数値までの整数値)に基づいて算出されます。最終的な結果は、水準として対応するカテゴリカル値または値の範囲にマッピングされます。このアプローチによって、順序尺度の変数を要約に使用することができますが、名義尺度の場合は意味のある結果が得られないかもしれません。
キャプションボックスの例については、グラフビルダーの機能の例を参照してください。
図3.39 「キャプションボックス」のオプション
要約統計量
「応答軸」設定で定義された軸に対して表示する要約統計量を指定します。デフォルトでは[平均]に設定されています。カテゴリカル変数に対する要約統計量の計算方法については、カテゴリカル変数の要約統計量を参照してください。
X座標の位置
キャプションの水平方向の位置を指定します。
Y座標の位置
キャプションの垂直方向の位置を指定します。
因子ごとに表示
グラフの向きにより、XまたはYの水準ごとにキャプションを表示します。
数値の表示形式
要約統計量の形式を設定できます。
変数
グラフ要素の変数の表示と非表示を切り替えたり、変数の表示順を変更したりします。
メモ: これらのオプションは、「グループX」、「グループY」、「段組」、「ページ」の各ゾーンの変数には適用されません。
チェックボックスの右に、その変数のゾーンと列名が表示されます。これらのチェックボックスでは、次のようなことができます。
– ゾーンの変数に対応する要素の表示と非表示を切り替える。
– 変数を「色」、「サイズ」、「地図シェープ」、または「度数」に指定したときの効果をオンまたはオフにする。
ヒント: 複数のグラフがある場合、各グラフの色やサイズに異なる変数を使用できます。2つ目の変数を「色」または「サイズ」ゾーンにドラッグし、その隅にドロップします。「変数」のオプションで、使用したい色やサイズの変数を選択し、各グラフに適用します。
ゾーン内に複数の変数がある場合は、矢印を使ってそれらの表示順を変更できます。変数名を強調表示し、矢印をクリックすると、その変数の位置が変わります。
変数オプションの詳細については、面グラフと折れ線グラフの例を参照してください。
応答軸
表示される要約統計量の変数を割り当てる軸を指定します。デフォルトはY軸です。この軸は、プロットを定義する応答軸とは必ずしも一致しないので注意が必要です。