列の選択ができる起動ウィンドウを作成するColumn Dialogでは、Edit Number()やCheck Box()を使えます。次の例は、Edit Number()ボックスを使って標準的な列ダイアログを作成します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
Column Dialog(
ex x = ColList( "X", Max Col( 1 ) ),
HList( "有意水準",
ex = Edit Number( .05 ) )
);
表11.3は、Column Dialogで使える関数をまとめたものです。
メモ:
• Column Dialogには、データテーブル内の列のリストが自動的に含まれます。
• Column Dialogには、[OK]、[キャンセル]および[削除]ボタンも自動的に追加されます。
関数名 |
構文 |
説明 |
---|---|---|
Button |
Button( "OK" )、Button( "Cancel" ) |
[OK]または[キャンセル]ボタンを描画します。[OK]がクリックされると、Button(1)を戻します。[キャンセル]がクリックされると、Button(-1)を戻します。 |
Check Box |
var( CheckBox( "Text after box", <1|0> ) ) |
[OK]がクリックされると、選択されているチェックボックスの変数には1が割り当てられます。選択されていないチェックボックスの変数には、0が割り当てられます。 オプションで、ウィンドウが開いたときに選択された状態(オン)にしておきたいチェックボックスには1を、選択されていない状態(オフ)にしておきたいチェックボックスには0を指定できます。デフォルトは、0(オフ)です。 |
Col List |
var=Col List( "role", <MaxCol( n )>, <Datatype( type )> ) |
役割(role)ボタンを使って選択の対象を作成します。ユーザが選択したものは、var={choice 1, choice 2, ..., choice n}という形式のリスト項目で戻されます。 列の最小数または最大数を指定する場合は、MinCol( n )またはMaxCol( n )を使用します。 列のデータタイプを指定する場合は、Datatype(type)を使用します。typeに指定できるのは、Numeric、Character、およびRowstateです。 |
Combo Box |
var( ComboBox( "choice1", "choice2", ...) ) |
リストされた選択肢を使ってメニューを作成します。最初の選択肢がデフォルトです。選択肢は引用符で囲んだ文字列で指定する必要があります。または、リストで指定します。 |
Edit Number |
var( Edit Number( number ) ) |
numberをデフォルト値とした、数の編集フィールドを作成します。[OK]がクリックされると、フィールドに入力された数を変数に割り当てます。 |
Edit Text |
var( Edit Text( "string", <width(x)> ) ) |
stringをデフォルト値とした、文字列の編集フィールドを作成します。また、ボックスの最小幅をピクセルで指定できます。デフォルトの幅は72ピクセルです。[OK]がクリックされると、フィールドに入力されたテキストを変数に割り当てます。 |
Hlist |
HList( item, item, ... ) |
項目(item)を上端に沿って一定間隔で横一列に並べます。2つのVListをHListの引数にすると、上端に沿って一定間隔に並んだ2つの列ができます。 |
Line Up Box |
Line Up Box( n, item_11, item_12, ..., item_1n, ..., item_nn ) |
項目(item)をn列に並べます。item_ijはi行j列における項目です。 |
List Box |
var=List Box( {"item", "item", ...}, width( 50 ), max selected( 2 ), NLines( 6 ) ) |
項目を一覧表示したもの(リストボックス)のディスプレイボックスを作成します。 |
Radio Buttons |
var( RadioButtons( "choice1", "choice2", ... ) ) |
指定した選択肢で、縦に並んだ左揃えのラジオボタンのリストを作成します。最初の選択肢がデフォルトです。[OK]がクリックされると、選択されているボタンが変数に割り当てられます。選択肢は引用符で囲んだ文字列で指定する必要があります。 |
string |
"string" |
ウィンドウ内にテキストを表示します。たとえば、Edit Numberフィールドの前に文字列のラベルをつけることができます。文字列は引用符で囲む必要があります。 |
Vlist |
VList( item, item, ... ) |
項目(item)を左端に沿って一定間隔で縦一列に並べます。2つのHListをVListの引数にすると、左端に沿って一定間隔に並んだ2つの行ができます。 |