スクリプトの基礎を学習したら、JMPレポートを操作したり、自分自身のJMPウィンドウを作成したりしてみましょう。この章では、次のようなトピックを扱います。
• JMPの表示ツリー(ディスプレイツリー)を使って、レポートウィンドウ内の項目を操作する
• 独自の内容を含む、新しいウィンドウを作成する
• モーダルウィンドウを作成する
• スクリプトエディターを操作する
• 以前のDialog()スクリプトをNew Window()スクリプトに変換する
JMPのプラットフォームは、全般に安定していて、リリースごとに大きな変化はありません。しかしながら、メジャーリリースでレポートの構造が変わることがあります。そのような場合、構造が新しくなったことが原因で以前のスクリプトが正常に動作しない可能性もあります。古いスクリプトを更新し続けなければならないような事態を避けるため、レポート構造に依存しないようなスクリプトを作成することをおすすめします。文字列を使用してボックスを特定し、その後に添え字を付けて子のボックスを特定すると、リリースが変わった場合でも信頼性が高くなり、リリース間の変更の影響を受けにくくなります。添え字による参照の作成を参照してください。JMP16の互換性の問題については、互換性に関するメモを参照してください。
メモ: この章では最もよく使われるディスプレイボックスをどのように作成し、使用するかを示します。すべてのディスプレイボックスは、[ヘルプ]メニューにあるJMPの「スクリプトの索引」に記載されています。