[列]メニューにある[列属性の一括設定]オプションを使うと、列の計算式が複製されると同時に、計算式内の列の参照が自動的にひとつずつずれるよう設定できます。同じことを手動で行う場合は、新しい列の計算式を作成するたびに参照列を1つずつ変更する必要があります。たとえば、列BにAx2という計算式がある場合、一括設定した列CにはBx2という式、列DにはCx2という式が含まれるようになります。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Semiconductor Capability.jmp」を開きます。
2. [列]>[列の新規作成]を選択します。
3. [追加する列の数]の横に「3」と入力し、[OK]をクリックします。
4. 最初の新しい列を選択し、[列]>[計算式]を選択します。
5. NPN1/PNP1という式を作成して[OK]をクリックします。
図7.11 NPN1/PNP1という式を作成する
6. 新しい3つの列を選択し、[列]>[列属性の一括設定]を選択します。
7. 「プロパティの一括設定」パネルで、リストから[計算式]を選択します。
8. [列参照の置換]を選択し、NPN1とPNP1を選択したままにします。
図7.12 「プロパティの一括設定」のオプション
メモ: この例では、NPN1とPNP1の両方を変更します。後続の計算式で変更したくない列がある場合は、その列のチェックを外してください。
9. [OK]をクリックします。
最初の列の計算式と同じ形の計算式が2列目と3列目にコピーされます。
2列目と3列目にある計算式では、参照列が1つずつずれています。
– 最初の列にある元の式: NPN1/PNP1
– 2列目の式: PNP1/PNP2
データテーブルでは、PNP2はPNP1の次にあります。
– 3列目の式: PNP2/NPN2
データテーブルでは、NPN2はPNP2の次にあります。
図7.13 作成されたデータテーブル
メモ: 図7.13では、「Semiconductor Capability.jmp」の一部の列を削除して新しい列である「X」、「Y」、「Z」が見えるようにしています。
他の例については、計算式の一括設定の例を参照してください。