[確率楕円]オプションは、サブメニューで選択された確率の確率楕円を描きます。楕円内に位置する確率が、選択された確率になっている楕円が描かれます。
メモ: このオプションの例については、グループ別確率楕円の例を参照してください。
[二変量正規楕円]メニューのオプションについては、あてはめ用メニューを参照してください。
図5.15 確率楕円の例
確率楕円は、XとYから推定された二変量正規分布から計算されます。二変量正規分布は、X変数とY変数の平均と標準偏差、および、その相関によって決められます。なお、[その他]オプションを選択すると、0より大きく1未満の、任意の確率を指定することができます。
確率楕円は、確率密度が等しいところを示す等高線です。また、信頼領域を示す等高線でもあります。二変量正規分布を仮定した上で、指定された割合だけ母集団においてデータが含まれる領域を表しています。
確率楕円は、2変数間の相関を調べるのに役立ちます。2変数間の相関が1または-1へ近付くにつれて、楕円は対角線方向に長くなります。2変数に相関がない場合、楕円は(対角線方向に伸びず)水平もしくは垂直に伸びます。