ここでは、グループ変数(BY変数)を使って確率楕円を追加する方法を紹介します。「Hot Dogs.jmp」サンプルデータテーブルの「タイプ」列には、ホットドッグの種類(牛肉、合い挽き、鳥肉)が記録されています。3種類のホットドッグでグループ分けして、コストを分析します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Hot Dogs.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「1オンスあたりのコスト($)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「蛋白質1ポンドあたりのコスト($)」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「蛋白質1ポンドあたりのコスト($)と1オンスあたりのコスト($)の二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[グループ別]を選択します。
7. リストから「タイプ」を選択します。
8. [OK]をクリックします。
もう一度[グループ別]オプションを確認すると、横にチェックマークが付いていることがわかります。
9. 「蛋白質1ポンドあたりのコスト($)と1オンスあたりのコスト($)の二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[確率楕円]>[0.90]を選択します。
点を「タイプ」別に色分けするには、次の手順に従います。
10. 散布図上を右クリックし、[行の凡例]を選択します。
11. 列のリストで「タイプ」を選択し、[OK]をクリックします。
図5.23 グループ別の例
図5.23は、異なる種類のホットドッグの確率楕円を、コストを変数としてプロットしたものです。種類ごとに点がクラスターを形成しているのがわかります。