[計画の検索時間]は、最適な計画の検索にかける時間です。「カスタム計画」の座標変換アルゴリズムは、無作為に選んだ初期計画に基づいて、最適に近い計画を見つけるよう設計されています。座標交換アルゴリズムを参照してください。「計画の検索時間」によって、乱数に基づく初期計画から生成される計画の数が決まります。
[計画の検索時間]オプションには任意の時間を指定できます。一般的には、検索時間を長くすると、より最適な計画を探し出せる可能性が高まります。
アルゴリズムを再実行した場合、同じ計画が作成できない可能性があるので注意してください。同じ乱数シード値を使っても、計算速度などの要因が変動するため、最終的な計画の作成に使われる初期計画の数が異なります。
メモ: 初期計画の数は、「開始点の数」テキストボックスで指定できます。この値を指定しなかった場合、[計画の作成]をクリックして計画を作成するまで値は更新されません。
特殊なケースでは、大域的にD-最適である計画を理論的に求めることができます。次のようなケースが含まれます。
• 2水準の一部実施要因計画や特殊な直交配列。これらの計画は、主効果と2因子交互作用を含むすべてのモデルにおいてD-最適計画になっています。
• ラテン方格法。ラテン方格の実験計画は、特定の標本サイズおよび因子の水準数を仮定した主効果モデルにおいてD-最適計画になっています。
• Plackett-Burman計画。Plackett-Burman計画は、主効果モデルにおいてD-最適計画になっています。
座標交換アルゴリズムが大域的に最適な計画が見つかったことを検知すると、検索を中止してその計画を戻します。