「分割表」プラットフォームでは、以下の正確検定も行えます。
Fisherの正確検定
r × c分割表に対するFisherの正確検定を実行します。この検定は、2変数の関連を調べます。Fisherの正確検定は、行和および列和を固定して、超幾何分布を用いてp値を求めます。
この検定は大標本近似ではありません。標本サイズが小さい場合や、度数が0のセルがある場合など、尤度比検定やPearson検定では妥当な結果が得られないときに適しています。
レポートには次の情報も表示されます。
表の確率(P)
現在、観測されている表が生じる確率。検定のp値ではありません。
両側p値 (表の生起確率 ≤ p)
両側検定のp値。
1つの行または1つの列のすべてが0ではない限り(この場合、検定を実行できません)、2×2分割表に対してFisherの正確検定が自動的に実行されます。検定を参照してください。
正確Cochran-Armitage傾向検定
正確なCochran-Armitage傾向検定を実行します。この検定は、いずれかの変数が2水準である場合にのみ実行できます。傾向検定の詳細については、Cochran-Armitageの傾向検定を参照してください。
正確一致性統計量
2変数間の一致性に対する正確検定を実行します。これはカッパ統計量に対する正確検定です。2変数の水準がまったく同じである場合にのみ実行できます。一致検定の詳細については、一致性の統計量を参照してください。
メモ: 全体の標本サイズが32767より大きい場合や、分割表が2×2より大きい場合は、正確検定のオプションは使用できません。