「K近傍法」プラットフォームはJMP Proでのみ利用できます。
「K近傍法」プラットフォームは、各データ行の予測値を、その近傍にあるデータから求めます。「K近傍法」プラットフォームは、応答変数がカテゴリカルな場合には分類を行い、応答変数が連続尺度の場合にはその予測値を求めます。
K近傍法は、距離が近いデータから予測値を求めるノンパラメトリックな手法です。そのため、K近傍法では説明変数と応答変数との関係が複雑な場合でも使えます。しかし、このアルゴリズムは、実際には効果がない説明変数の影響を受けやすいため、どの説明変数を用いるかによって結果が大きく変わります。
K近傍法は、衛星写真や心電図(electrocardiogram; EKG)の分類といったいろいろな分野で役立っています。
図7.1 「K近傍法」プラットフォームの例