プロットに数千にのぼる点が密集している場合、点が塊になって表示され、密度のパターンが見えなくなってしまいます。[ノンパラメトリック密度]コマンドを使用すると、密度のパターンがわかりやすくなります。
このオプションでは、各座標におけるノンパラメトリックな密度推定値が、滑らかな曲面で表されます。レポートの散布図上には、密度が等しくなっている等高線が表示されます(図5.16)。等高線は5%間隔で表示されます。ノンパラメトリックな密度推定から得られた点のうち、最も低い等高線より下に位置する点は全体の5%、その次の等高線より下に位置するのは10%、というように続いていきます。最も高い等高線より下には約95%の点が位置します。
図5.16 ノンパラメトリック密度の例
ノンパラメトリック密度等高線を描くグリッド点の個数を変更するには、Shiftキーを押しながら「二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[ノンパラメトリック密度]を選択してください。デフォルトの102よりも大きい値を入力できます。
[分位点密度等高線]メニューのオプションについては、あてはめ用メニューを参照してください。
「分位点密度等高線」レポートには、ノンパラメトリック密度の計算に使用された標準偏差が表示されます。