テーブルに関する環境設定では、数式の処理方法、外観、SASデータセットとの互換性など、JMPデータテーブルをカスタマイズします。
図13.6 [テーブル]の環境設定
環境設定 | 説明 |
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OnOpenスクリプトの評価 | データテーブルにスクリプトを保存し、OnOpenまたはOn Openという名前を付けた場合、そのデータテーブルを開くたびにスクリプトが自動的に実行されます。他のプログラムを実行するOn Openスクリプトは、環境設定に関わらず実行されません。 デフォルトでは、[確認]が選択されています。選択した内容は、現在のJMPセッションで該当するデータテーブルを開くたびに適用されます。 常に 確認のメッセージを表示せずにOn Openスクリプトが実行されるようにします。 しない データテーブルを開いてもOn Openスクリプトが自動実行されないようにします。 |
要約テーブルを閉じるときに保存を促すメッセージを表示する | 保存されていない要約テーブルを閉じようとしたときに、保存を促すメッセージが表示されます。「要約」ウィンドウでこのオプションを選択すると、[テーブル]の環境設定でこのオプションが選択された状態になります。今後、メッセージを表示する必要がなくなったときは、環境設定で選択を解除します。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
整数型(short-integer)を使用可能にする | JMPでは、数値データを最小8ビット(1バイト)で保存することができます。このチェックボックスをオンにすると、[列]>[列情報]を選んで列にデータタイプを割り当てるときに、ドロップダウンメニューから整数型を選択できます。データに合ったバイト数を選択すれば、数値の表示形式には何の変化もないまま、データテーブルの保存に必要なディスク容量を減らせます。整数型(short-integer)を参照してください。 |
データグリッドをそのまま印刷する | JMPデータテーブルを画面に表示されたとおりに印刷するには、このチェックボックスをオンにします。 チェックボックスをオフにすると、表示内容が出力幅に収まるように、列幅が調整されます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
SASへの書き出し時にSAS変数名を保存 | JMPデータテーブルをSASデータセットに書き出すときに、SASに準拠した変数名を使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
SASへの書き出し時にSASフォーマットを保存 | JMPデータテーブルをSASデータセットに書き出すときに、SASに準拠したフォーマットを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。 |
列の別名を表示 | 列の名前とラベルを組み合わせて表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。列に名前とラベルの組み合わせが存在するのは、所定の列プロパティが2つ定義されていて、「列名」がそのいずれかのプロパティ値と等しい場合です。 JMPでは、次の名前とラベルの組み合わせが認識されます。 • SASの名前とラベルの組み合わせ。プロパティは、[SAS名]と[SASラベル]になります。 • SPSSの名前とラベルの組み合わせ。プロパティは、[SPSS名]と[SPSSラベル]になります。 • 短い名前と長い名前の組み合わせ。プロパティは、[短い名前]と[長い名前]になります。 このオプションが選択されている場合は、名前とラベルの両方がウィンドウに表示されます。 |
桁区切りを使用 | ロケールに適した桁区切り記号を使用して数値を表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
列パネルに検索ボックスを表示 | 「列」パネルの列名の上に検索ボックスを表示します。このオプションはデフォルトでオンになっています。 |
デフォルトのフィールド幅 | 数値列の表示桁数を変更します。デフォルト設定は12です。 |
数値の順序を使用する | 数値を含むテキストが数値順に並べられるようにします。このオプションはデフォルトでオンになっています。 |
数字キーパッドのEnterキーで下に移動する | (Windowsのみ)データテーブルのセルが選択されているときにキーボードのEnterキーを押すと、その下のセルが選択されます。Tabキーまたはキーボードの右側にある数字キーパッドのEnterキーを押すと、右側のセルが選択されます。 数値キーパッドのEnterキーを押したときに右側ではなく下のセルが選択されるように動作を変更する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
テーブルを開いたときに自動評価しない | データテーブルを開いたときに列の計算式を評価しない場合は、このチェックボックスをオンにします。 チェックボックスをオフにすると、データテーブルを開いたときに計算式が自動的に評価されます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 通常は、このオプションの使用は推奨されていません。 |
計算式の評価 | 計算式がいつ評価されるかを指定します。 アイドル時に JMPが処理を行っていないときに計算式を評価します。進行状況バーは表示されません。このオプションはデフォルトでオンになっています。 直ちに 直ちに計算式を評価し、進行状況バーを表示します。 |
ODBC接続文字列を非表示にする | [データベーステーブルを開く]コマンドで、ODBC接続文字列(ユーザIDとパスワード)を非表示にする場合は、このチェックボックスをオンにします。詳細については、『スクリプトガイド』のデータベースアクセスを参照してください。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
参照テーブルの名前が変更されたときに警告する | 仮想結合でリンクされているテーブル(参照テーブル)の名前が変更されたときに警告を表示します。このオプションはデフォルトでオンになっています。 |
仮想結合 参照先のテーブルを自動的に開く | 仮想結合でリンクされているデータテーブルを自動的に開きます。JMPのホームウィンドウにデータテーブルへのリンクが表示されます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
仮想結合 参照先の列名をそのまま使用 | 「列」パネルに表示されている、仮想結合でリンクされている列に、参照先の列名を使用します。このオプションを使用すると、より短い名前(たとえば「チーズ[選択肢]」ではなく「チーズ」)で表示させることができます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 |
ヘッダの要約グラフ | 列名の下に要約グラフを表示する 列ヘッダに要約グラフ(分布)を表示します。行数が300万行などの閾値を超えないときに適用されます。このオプションは、デフォルトではオフになっています。 要約グラフに欠測データの棒またはビンを表示する 要約グラフに欠測データの棒またはビンを表示するかどうかを指定します。個々のグラフに欠測値の棒を表示するには、グラフを右クリックし、[欠測値の棒]を選択します。デフォルトでは、欠測値の棒は表示されません。 要約グラフの色 データの種類を含め、通常および強調表示(棒を選択したとき)の色を指定します。 |