「応答のスクリーニング」の赤い三角ボタンのメニューには、表示形式をカスタマイズするオプションや、結果をデータテーブルに保存するオプションがあります。
結果の表
結果の表の表示と非表示を切り替えます。
選択した項目の二変量関係
選択した項目の関係について、適切な「二変量の関係」のレポートを、「応答のスクリーニング」レポートに追加します。関係を表示する項目は、プロット上で点を選択するか、「結果の表」で行を選択するか、または「p値」データテーブルが開いている場合はそこで行を選択することにより指定できます。
列の選択
「結果の表」で選択した行、「応答のスクリーニング」レポートウィンドウのプロットで選択した点、または「p値」データテーブルが開いている場合はそこで選択した行に対応する列を、元のデータテーブル内で選択します。行または点を選択してから、[列の選択]を選択してください。データテーブル内の対応する列が選択されます。選択列を追加するには、再び「p値」データテーブルの行またはプロット上の点を選択し、[列の選択]を選択します。別の行や点に対応する列を選択するには、まず、元のデータテーブルで列の選択を解除します。
条件による選択
「条件による選択」ウィンドウを開きます。[比較]のメニューと[値]テキストボックスを使用して、特定の条件に対応する、「結果の表」内の応答を選択できます。たとえば、「効果の大きさ」> 0.80という条件を満たすすべての応答を選択できます。[OK]をクリックすると、「結果の表」でそれらの応答が選択されます。
ヒント: 「結果の表」内の任意の場所を右クリックしても、[条件による選択]にアクセスできます。
p値の保存
「p値」データテーブルを作成します。「p値」データテーブルを参照してください。
平均の保存
連続尺度のYとカテゴリカルなXについて、カテゴリカルな変数の水準ごとに度数、平均、標準偏差を記録したデータテーブルを作成します。[ロバスト]オプションを選択した場合は、ロバスト推定による平均が含まれます。
平均の比較を保存
連続尺度のYとカテゴリカルなXについて、カテゴリカル変数の水準のすべてのペアごとに比較検定を行います。通常のt検定、実質的な差に対する検定、実質的な同等性に対する検定の結果を、比較のペアごとに含んだデータテーブルを新たに作成します。これらの列は、検定結果に基づいて色分けされます。このデータテーブルには、実質的な差に対する観測された差の比と、その対数価値との関係をプロットする「Practical LogWorth by Relative Practical Difference」というスクリプトも含まれています。[平均の比較を保存]オプションで保存されるデータテーブルを参照してください。例として、実質的な差や実質的な同等性に対する検定の例を参照してください。
標準化残差の保存
連続尺度のYとカテゴリカルなXに対して、元のデータテーブルに標準化残差を含んだ列を新たに作成します。作成された列は、「残差のグループ」という名前の列グループにまとめられます。標準化残差とは、残差を、その標準偏差の推定値で割ったものです。これらの列には計算式が保存され、その計算式により値が算出されています。
[ロバスト]オプションが選択されている場合、標準化残差は、ロバストな推定値によって計算されます。
外れ値を示す指示変数の保存
連続尺度のYとカテゴリカルなXに対して、元のデータテーブルに、外れ値を示すフラグを含んだ列を新たに作成します。作成された列は、「外れ値のグループ」という名前の列グループにまとめられます。この[外れ値を示す指示変数の保存]は、[ロバスト]オプションが選択されている場合に、より役立ちます。
連続尺度のYとカテゴリカルなXごとに、外れ値を示す列が作成されます。平均から3シグマ以上離れた点が外れ値と判断されます。これは、標準化残差の絶対値が3を超える点です。これらの列は、計算式により定義されます。
[ロバスト]オプションが選択されている場合、ロバストな推定値が使用されます。つまり、平均や標準偏差がロバストな方法で計算されます。平均から3シグマ以上離れた点が外れ値と判断されます。
「外れ値のクラスター分析」というスクリプトが元のデータテーブルに追加されます。このスクリプトは、外れ値を示す指示変数に対して階層型クラスター分析を行います。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』のレポートのローカルデータフィルタ、レポートの[やり直し]メニュー、およびレポートの[スクリプトの保存]メニューを参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。