公開日: 11/25/2021

T管理図の例

T管理図は、最後のイベントが発生してから経過した時間を表す管理図です。まれなイベントの管理図を参照してください。

「Fan Burnout.jmp」サンプルデータは、ファンの製造工程を乱数シミュレーションで生成した疑似データです。第1列は焼損したファンを示し、第2列は焼損から次の焼損までに経過した時間数を示します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Fan Burnout.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[管理図ビルダー]を選択します。

3. 「焼損の間隔(時間)」「Y」ゾーンにドラッグします。

4. 「焼損」「サブグループ」ゾーンにドラッグします。

図3.29 「焼損」の「個々の測定値&移動範囲」管理図 

Individual and Moving Range Chart of Hours Between Burnouts

5. [計量値のShewhart管理図]をクリックし、 ドロップダウンリストから[まれなイベント]を選択します。

「焼損の間隔(時間)」のT管理図が表示されます。

6. 「限界」で、σ[負の二項]から[Weibull]に変更します。

図3.30 「焼損の間隔(時間)」のT管理図 

T chart of Hours Between Burnouts

T管理図では、すべての点が管理限界の内側に収まっています。この分析に関しては、「個々の測定値&移動範囲」管理図は管理限界の範囲が狭すぎ、適切ではなかったということがわかります。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).