「劣化データ分析」プロットには、「分布」・「変換」・「経路の定義」での現在の設定に基づいたデータとグラフが表示されます。図8.11のプロットは「Adhesive Bond.jmp」データテーブルのものです。この分析では、オプションであるX変数も指定しています。
図8.11 破壊劣化のプロットとオプション
プロットについて次の点を確認してください。
• 各点は、次表のようなマーカーで表されます。
アイコン | 説明 |
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正確な値が測定されたユニット。
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左側打ち切りのユニット。実際の値は点で示されている値よりも小さいことを表しています。 メモ: 「劣化データ分析」プラットフォームで左側打ち切りのデータを分析するには、区間打ち切りの形式としてデータを保存しておく必要があります。2つのY列の指定を参照してください。 | |
右側打ち切りのユニット。実際の値は点で示されている値よりも大きいことを表しています。 | |
区間打ち切りの観測値。実際の値は2点のあいだにあることを表しています。
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メモ: デフォルトでは、マーカーに色は塗られていません。マーカーにおいてX値ごとに色を塗りたい場合には、まず、[行]>[列の値による色/マーカー分け]を選択します。次に、X列を選択します。[連続的な色]を選択解除します。そして、「色」のメニューから[JMP標準]を選択します。
• プロットでは、Xの水準ごとに、色が付いた帯が描かれます。ただし、モデルにX 変数が指定されていない場合は、描かれる帯は1つだけです。この帯の下限と上限は、その「時間」値における、Yに対してあてはめた確率分布の2.5%点と97.5%点です。帯の色はXの値に対応しており、その対応はプロットの右上側にある凡例で示されています。
メモ: マーカーの色は、データテーブルで割り当てられている色に対応しています。
• 帯の中央に描かれている実線の曲線は、X値ごとの、各時点におけるYの中央値(メディアン)です。なお、モデルにX変数を指定しなかった場合は、各時点におけるYの中央値です。