「パラメトリックな生存時間分析 - すべての分布」レポートは、起動ウィンドウで[すべての分布]を選択した場合にのみ表示されます。デフォルトでは、このレポートには「モデルの比較」レポートと「分布関数の重ね合わせ」プロットが表示されます。「分位点関数の重ね合わせ」プロットは、「パラメトリックな生存時間分析 - すべての分布」アウトラインの赤い三角ボタンのメニューから選択して表示できます。
モデルの比較
あてはめた確率分布のモデル選択規準統計量(AICcとBIC)をリストした表。右端の列のラベルを見ると、AICcやBICが最小である確率分布がわかります。AICcとBICの両方が最小である確率分布には、「最良」と表示されます。デフォルトでは、最小のAICcを持つ確率分布に対応する「生存時間のあてはめ(パラメトリック)」レポートが表示されます。これらの統計量の詳細については、『基本的な回帰モデル』の尤度・AICc・BICを参照してください。
分布関数の重ね合わせ
効果が指定した値となっているときの累積分布関数を重ね合わせたプロット。
分位点関数の重ね合わせ
効果が指定した値となっているときの分位点関数を重ね合わせたプロット。
「分布関数プロットの重ね合わせ」と「分位点関数の重ね合わせ」はどちらも、あてはめられた各確率分布の曲線を同じグラフに重ね合わせて表示したものです。デフォルトでは、各曲線に対して、Wald法による信頼区間が濃淡で表示されます。プロットの右横には、凡例、信頼区間の濃淡を表示するオプション、効果の異なる値を指定するためのコントロールがあります。図14.6は、「分布関数プロットの重ね合わせ」の例です。
メモ: 「モデルのあてはめ」起動ウィンドウの赤い三角ボタンメニューから[α水準の設定]を選択して、信頼区間のa水準を変更することができます。デフォルトのa水準は0.05です。
図14.6 「分布関数の重ね合わせ」グラフ