「Quality Control」フォルダ内の「Braces.jmp」データは、自動車を支える留め金具の各ケース内の不適合数を記録したものです。留め金具1ケースを、1検査単位(1ユニット)としています。ユニットサイズ(サブグループ標本のサイズ、検査単位の数)は、1日あたりに検査されるケースの個数で、日によって異なります。図3.27のようなU管理図を作成すると、1ケースあたりの留め金具の不適合数を監視することができます。上側管理限界と下側管理限界は、ユニットサイズによって異なります。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Braces.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[管理図]>[U管理図]を選択します。
3. 「不適合数」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「ユニットサイズ」を選択し、[試行回数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
図3.27 U管理図(きずの数を表す)
標本サイズがサブグループごとに等しくないため、管理限界の値が一定ではありません。最後の5つの標本のうち2つは、範囲は管理限界の範囲内にありません。