信頼性/生存時間分析 > 寿命の二変量 > 「寿命の二変量」プラットフォームの別例
公開日: 09/19/2023

「寿命の二変量」プラットフォームの別例

この例では、カスタム変換を使用して、Weibull分布において位置パラメータが温度の対数値の2次関数、尺度パラメータが温度の対数値の1次関数で表されるモデルを作成します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Devalt.jmp」を開きます。

2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[寿命の二変量]を選択します。

3. 「時間」[Y, イベントまでの時間]に指定します。

4. 「温度」[X]に指定します。

5. 「打ち切りの有無」を選択し、[打ち切り]に指定します。

6. 「重み」[度数]に指定します。

7. 「関係」のリストから[カスタム]を選択します。

8. m」の入力フィールドに「1, log(:温度), log(:温度)^2」と入力します。

(1は、モデルに切片が含まれることを示します)。

9. s」の入力フィールドに「1, log(:温度)」と入力します。

10. [指数関数を使用]チェックボックスをオンにします。

11. [包含モデルの検定]のチェックボックスをオフにします。

12. 「使用条件」の入力フィールドに「10」と入力します。

13. 「分布」のドロップダウンリストから[Weibull]を選びます。

Figure 4.20は、[カスタム]オプションを選択して設定した起動ウィンドウです。

メモ: 尺度パラメータが、水準間で一定でないモデルの場合は、[包含モデルの検定]チェックボックスはオフにしてください。「包含モデルの検定」の統計的結果は、ここで説明したカスタム変換には対応していません。

14. [OK]をクリックします。

図4.20 「寿命の二変量」起動ウィンドウでの[カスタム]関係の指定 

「寿命の二変量」起動ウィンドウでの[カスタム]関係の指定

Figure 4.21を見ると、位置と尺度に関する変換式が、「推定値」レポートの下部に表示されています。

分析結果の解釈などは、「関係」で[Arrhenius 摂氏]を選択した「寿命の二変量」プラットフォームの例と同じように行ってください。

図4.21 [カスタム]関係を指定した場合のWeibull分布の推定値と計算式 

[カスタム]関係を指定した場合のWeibull分布の推定値と計算式

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).