「寿命の二変量」起動ウィンドウで、カスタム変換を指定して、故障時間と加速因子の関係をモデル化することができます。[カスタム]の関係式を指定するには、位置パラメータ(m)と尺度パラメータ(s)の入力フィールドに、列をカンマ区切りで指定します。「温度」列を含むデータテーブルでは、たとえば、mに「1, log(:温度), log(:温度)^2」、sに「1, log(:温度)」などと指定できます。ここで、1は、モデルに切片が含まれることを示します。[指数関数を使用]チェックボックスをオンにすると、σパラメータに対して指数変換が行われ、σパラメータが常に正になるように設定できます。
図4.18 「寿命の二変量」起動ウィンドウでの[カスタム]関係の指定
[OK]をクリックすると、位置と尺度に対して指定した変換式をもつモデルがあてはめられ、その変換式が「推定値」レポートの下部に表示されます。
図4.19 [カスタム]関係を指定した場合のWeibull分布の推定値と計算式
カスタム変換式の作成例については、「寿命の二変量」プラットフォームの別例を参照してください。分析結果の解釈などは、「関係」で[Arrhenius 摂氏]を選択した「寿命の二変量」プラットフォームの例と同じように行ってください。