実験計画(DOE) > Space Filling計画 > Space Filling計画の例
公開日: 09/19/2023

Space Filling計画の例

「Space Filling計画」プラットフォームを使って2因子の球の詰め込み計画を作成します。

1. [実験計画(DOE)]>[特殊な目的]>[Space Filling計画]を選択します。

2. 「N個の因子を追加」の右側のボックスに「2」と入力します。

3. [連続変数]をクリックします。

4. 因子の値を0と1に変更します。

図22.2 因子が2つあるときの「Space Filling計画」ウィンドウ 

因子が2つあるときの「Space Filling計画」ウィンドウ

5. [続行]をクリックします。

6. 「Space Filling計画手法」セクションで、「実験の回数:」に「8」と入力します。

7. [球の詰め込み]をクリックします。

図22.3 球の詰め込み計画の診断統計量 

球の詰め込み計画の診断統計量

「計画の診断統計量」を見ると、「最短距離」は0.518です。なお、球の詰め込み法を選択した場合は、MaxPro統計量は計算されません。これは、球の詰め込み法では、ある1次元の変数において異なる2点が同じ値を持ちうるからです。

メモ: 計画生成アルゴリズムでランダムな初期値が使用されるため、結果は上記の数値とは一致しません。

8. [テーブルの作成]をクリックします。

9. 球の詰め込み計画をグラフにするには、グラフビルダーで球の詰め込み計画のテーブルを使い、プロットを作成します。[グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。

10. 「X1」[X]「X2」[Y]に指定します。

11. [平滑線]アイコンをクリックして、グラフから青色の平滑線を削除します。

12. プロットを右クリックして[グラフ]>[サイズ/スケール]>[アイソメトリックにする]を選択します。これで、フレームのサイズが調整され、正方形になります。

13. 等高線アイコンをクリックし、プロットに等高線を追加します。「滑らかさ」スライダを使って等高線の滑らかさを調整します。等高線があることで、計画点の散らばりを視覚的に把握できます。

14. 「Space Filling計画」レポートの「Space Filling計画手法」セクションで[戻る]をクリックします。

15. 標本サイズを8から25に変更し、step 5step 13を繰り返します。

図22.4 実験数が8(左)と25(右)の場合の球の詰め込み 

実験数が8(左)と25(右)の場合の球の詰め込み

実際の球の配置は、これらの図のものとは異なってきます。計画生成アルゴリズムでランダムな初期値が使用されるため、結果は分析の度に異なります。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).