計算式エディタを使用して、計算された値を含む列を作成できます。
サンプルデータ「On-Time Arrivals.jmp」には、航空会社数社の定刻到着率が記録されています。1999年の3月、6月、および8月のデータが収集されました。
各航空会社の平均定刻到着率を表示する列を新規作成しましょう。
1. 新しい列を追加します。
2. 新しい列の列見出しを右クリックし、[計算式]を選択します。計算式エディタウィンドウが表示されます。
図3.12 計算式エディタ
各航空会社の平均定刻到着率を算出する式を作成します。
3. 「列」リストから「1999年3月」を選択します。
4. キーパッドの ボタンをクリックします。
5. 「1999年6月」を選択し、もう一度 記号をクリックします。
6. 「1999年8月」を選択します。
図3.13 月の和
「1999年8月」だけが選択されている(青いボックスで囲まれている)点に注意してください。
7. 式全体を囲んでいるボックスをクリックします。
図3.14 式全体が選択された状態
8. ボタンをクリックします。
9. 分母ボックスに「3」と入力してから、式の外側の白いスペースをクリックします。
図3.15 完成した式
10. [OK]をクリックします。
新しい列に平均値が表示されます。
計算式エディタには、多くの算術関数と統計関数が用意されています。たとえば、平均定刻到着率を計算する別の方法として、「統計」関数リストの「Mean」関数を使用することもできます。計算式エディタの関数についての詳細は、『JMPの使用法』のJMPでの計算式の作成章を参照してください。