「固定効果のパラメータ推定値」セクションには、指定した固定効果のパラメータに関する情報が表示されます。
項
固定効果のパラメータ推定値に対応するモデル項。「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで［切片なし］オプションを選択した場合を除いて、最初の項は常に切片です。2次以上の項においては、連続尺度の列はデフォルトで中心化されます。名義尺度や順序尺度の効果では、列名のあとに、括弧で囲んだ水準値が表示されます。名義尺度と順序尺度の項のコード変換については、因子（説明変数）の取り扱い方を参照してください。
メモ: 「モデルの指定」の赤い三角ボタンのメニューから［多項式の中心化］を選択した場合でも、変量効果に含まれている連続尺度の列は中心化されません。
推定値
各項のパラメータ推定値。これは、モデルにある各項に対する係数の推定値です。
標準誤差
パラメータ推定値の標準誤差。
分母自由度
効果の検定における分母に相当する部分の自由度。分母自由度は、Kenward‐Rogerの1次近似を使って計算されます。
t値
「真のパラメータ値は0である」という帰無仮説の検定統計量。t値は、標準誤差に対する推定値の比で、モデルに関するいくつかの仮定が満たされ、帰無仮説が成り立つときは、近似的にStudentのt分布に従います。
p値(Prob>|t|)
t値に基づく両側検定のp値。
95%下側、95%上側
パラメータ推定値の両側95%信頼限界。信頼水準（a）を変更するには、「モデルのあてはめ」起動ウィンドウの「モデルの指定」の赤い三角ボタンのメニューから［有意水準の設定］を選択します。
メモ: モデルに変量効果がない場合、「分母自由度」は「無限大」になります。これは、「t値」の列にz値が含まれ、「p値(Prob>|t|)」および信頼区間の列がzの区間に基づいていることを示しています。