「モデルのあてはめ」プラットフォームの[一般化線形混合モデル]手法は、JMP Proのみで使用できます。
[一般化線形混合モデル]手法は、応答変数の確率分布が正規分布ではなく、かつ、ブロック効果などの変量効果がモデルにある場合に適しています。一般化線形モデルの枠組みを使うことで、パラメータの標準誤差を、通常の正規線形混合モデルよりも正確に推定することができます。また、混合モデルの手法を使うことで、通常の一般化線形モデルよりも、変量効果を正確にモデル化します。一般化線形モデルと混合モデルという2つの方法を組み合わせた[一般化線形混合モデル]手法では、通常の正規線形混合モデルよりも、仮説に対する検出力がより高くなり、推定も正確になります。[一般化線形混合モデル]手法では、応答変数の確率分布として、二項分布とPoisson分布を指定できます。
図9.1 一般化線形混合モデルの条件付きプロファイル