Add Color Theme({name, <flags>, {color}, <{position}>)
説明
マーカー、データテーブルの行、ツリーマップなどのコンポーネントに適用できる独自のカラーテーマを作成する。Preferences()の中にAdd Color Theme(...)を含めることにより、JMP環境設定にカラーテーマを追加できます。
戻り値
なし
必須の引数
name
カラーテーマの引用符付きの名前。
color
RGB値のリスト。これらの値により、カテゴリカルのカラーテーマ内のブロックと連続変数のカラーテーマ内のグラデーションが定義されます。RGB値の各リストは、それぞれ環境設定のカラーテーマウィンドウ内のスライダに対応しています。
position
(オプション)各色の位置を示す0~1の数字のリスト。各位置は、それぞれ環境設定のカラーテーマウィンドウ内のスライダに対応しています。位置を指定しなかった場合、スライダは均等に配置されます。
オプションの引数
flags
連続変数またはカテゴリカル変数のカラーテーマリストおよびカラーのカテゴリのためのフラグ。
Continuous, <Continuous>, Sequential
Continuous, <Continuous>, Diverging
Continuous, <Continuous>, Chromatic
Categorical, <Continuous>, Sequential
Categorical, <Continuous>, Diverging
Categorical, Qualitative
Categorical, <Continuous>, Chromatic
デフォルトのJMPカラーテーマでは、順次(Sequential)は左から右または右から左へ徐々に色が変化します。発散(Diverging)は中央が薄めです。色彩(Chromatic)は明るい色のブロック(グラデーション)で構成されます。定性(Qualitative)以外のすべてのカテゴリは、連続変数とカテゴリカル変数の両方に使用できます。
このフラグを指定しなかった場合、色は連続変数の順次、およびカテゴリカルの順次カテゴリで表示されます。
例
次の例は、「青->紫」という名前の連続変数のカラーテーマを作成します。色は発散(Diverging)カテゴリです。RGB値は、4つのリストで指定されます。
Add Color Theme(
{"青-> 紫", {"Continuous", "Diverging"}, {{0, 0, 255},
{57, 108, 244}, "white", {128, 0, 100}}} );
メモ
定性(Qualitative)以外のすべてのカテゴリは、連続変数とカテゴリカル変数の両方に使用できます。たとえば、「寒色->暖色」の発散テーマは、連続変数とカテゴリカルの両方のテーマリストにあります。JMPで例を見るには、[環境設定]>[グラフ]を選択してください。
カラーテーマを削除するには、Remove Color Theme()を使用します。
次も参照
Remove Color Theme(name|{name, <flags>, {color, ...}, <{position, ...}>}>)
Arc(x1, y1, x2, y2, startangle, endangle)
説明
引数によって指定された長方形の中に内接する弧を描く。
戻り値
なし
引数
x1, y1
長方形の左上隅の座標。
x2, y2
長方形の右下隅の座標。
startangle, endangle
度単位の開始角度と終了角度で、startangleからendangleまで時計回りに円弧が描画されます。このとき、0度は時計の12時の位置とします。
Arrow(<pixellength>, {x1, y1}, {x2, y2})
説明
指定された点の間に、順に矢印を引いていく。オプションの第1引数は、矢じりの長さをピクセルで指定します。
戻り値
なし
必須の引数
{x1, y1}, {x2, y2}
グラフ内の座標を示す2つの数値のリスト。
オプションの引数
pixellength
矢じりの長さをピクセルで指定する。
メモ
x座標が入った行列と、y座標が入った行列で指定することもできます。Arrow(<pixellength>,
[x1, x2], [y1, y2])
Back Color(name)
説明
グラフの背景の色を設定する。
戻り値
なし
引数
name
引用符付き色名または色番号(たとえば、赤の場合は"red"または3)。
Char To Path(path)
説明
パスの指定を引用符付きの文字形式から行列形式に変換する。
戻り値
行列
引数
path
パス名を示す引用符付き文字列。
Circle({x, y}, radius|PixelRadius(n), <...>, <"Fill">)
説明
{x, y}を中心として、指定された半径の円を描く。
戻り値
なし
必須の引数
{x, y}
グラフ内の座標を示す数値。
radius
円の半径。この半径は、縦軸の目盛りに基づくものです。縦軸のサイズを変更すると、円のサイズも変わります。
PixelRadius(n)
円の半径をピクセルで表した数値。このオプションで半径をした場合、縦軸のサイズを変更しても、円のサイズは変わりません。
オプションの引数
"Fill"
関数内に定義された円をすべて、現在fill colorで指定されている色で塗りつぶすよう指示する位置引数。"Fill"が省略された場合、円は塗りつぶされません。
メモ
中心点と半径は、任意の順序で指定できます。また、中心点と半径を複数指定すれば、1つの関数によって複数の円を作成できます。中心点を1つ、半径を複数指定した場合、結果は同心円になります。中心点を複数指定した場合、それまでの円がすべて描かれた後に、最後に指定された半径の円が追加されます。例として、次のような指定をしたとします。
Graph Box(circle({20, 30}, 5, {50, 50}, 15))
この場合、2つではなく、3つの円が描かれます。まず、(20, 30)を中心とした半径5の円、次に(50, 50)を中心とした半径5の円、最後に(50, 50)を中心とした半径15の円が描かれます。
Color To HLS(color)
説明
色(color)の引数(JMPの色番号を含む)をHLS値のリストに変換する。
戻り値
指定した色(color)の色調(H)、明度(L)、彩度(S)の成分を表したリスト。値の範囲は0~1です。
引数
color
JMPの色番号。
例
ColorToHLS()の結果は、1つのリスト変数または3つのスカラー変数のリストに割り当てることができます。
hls = Color To HLS( 8 );
{h, l, s} = Color To HLS( 8 );
Show( hls, h, l, s );
hls = {0.778005464480874, 0.509803921568627, 0.976};
h = 0.778005464480874;
l = 0.509803921568627;
s = 0.976;
Color To RGB(color)
説明
色(color)の引数(JMPの色番号を含む)をRGB値のリストに変換する。
戻り値
指定した色(color)の赤(R)、緑(G)、青(B)の成分を表したリスト。値の範囲は0~1です。
引数
color
JMPの色番号。
例
ColorToRGB()の結果は、1つのリスト変数または3つのスカラー変数のリストに割り当てることができます。
rgb = Color To RGB( 8 );
{r, g, b} = Color To RGB( 8 );
Show( rgb, r, g, b );
rgb = {0.670588235294118, 0.0313725490196078, 0.988235294117647};
r = 0.670588235294118;
g = 0.0313725490196078;
b = 0.988235294117647;
Contour(xVector, yVector, zGridMatrix, zContour, <messages>)
説明
指定のグリッド値で等高線を描く。
戻り値
なし
必須の引数
xVector
zGridMatrixを表すn個の値。
yVector
zGridMatrixを表すm個の値。
zGridMatrix
曲面を表すn x m行列。
zContour
等高線の値。
オプションのメッセージ
<<zColor(color, option)
等高線に使用する色。
<<"Fill"|"Fill Between"|"Fill Below"|"Fill Above"
等高線の塗りを表示するかどうかを指定する。
<<Transparency(vector)
塗りの透明度をベクトルで指定する。
Contour Function(zExpr, xName, yName, (z|zMatrix), < <<xGrid(min, max, incr)>, < <<yGrid(min, max, incr)>, < <<zColor(color, option)>, < <<zLabeled>,
< <<"Filled">, < <<"FillBetween">, < <<"Ternary">,
< <<Transparency(number|matrix))
説明
2変数に対する関数値の等高線図を描く。等高線の高さを指定する引数(z)は1つの数値でも行列でもかまいません。
戻り値
なし
引数
zExpr
任意の式(たとえば、Sine(y)+Cosine(x))。
xName、yName
2変数の名前。
z|zMatrix
z値またはz値の行列。
オプションのメッセージ
<<xGrid, <<yGrid
グリッドの細かさを定義する名前付きオプション
<<zColor
色を定義する数値、もしくは行列。引数はスカラーでも行列でもかまいませんが、数値でなければなりません。
<<zLabeled
等高線にラベルをつける。
<<"Filled"
現在、zColorで指定されている色で、等高線以上の領域を塗りつぶす。
<<"FillBetween"
現在、zColorで指定されている色で、隣接する等高線間の領域を塗りつぶす。nz本の等高線が描かれている場合、このオプションは(nz-1)個の領域を塗りつぶします。<<Filledオプションでなく、このオプションを使用することをお勧めします。
<<"Ternary"
三角図内の三角座標系からはみ出る線を切り取る。
<<Transparency(number|matrix)
塗りの透明度を設定する。0~1の数値のベクトルで指定してください。等高線の各領域を塗りつぶすのに、指定された透明度が循環して使われます。このオプションは、<<FillBetweenオプションと組み合わせて使用する場合にのみ、使用してください。
Drag Line(xMatrix, yMatrix, <dragScript>, <mouseUpScript>)
説明
引数の行列(xMatrix、yMatrix)で与えられた座標上に、頂点がドラッグ可能な線分を描く。
戻り値
なし
必須の引数
xMatrix
x座標の行列。
yMatrix
y座標の行列。
オプションの引数
dragScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスをドラッグしたときに実行される。
mouseUpScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスボタンを放したときに実行される。
Drag Marker(xMatrix, yMatrix, <dragScript>, <mouseUpScript>)
説明
引数の行列(xMatrix、yMatrix)で与えられた座標上に、ドラッグ可能なマーカーを描く。
戻り値
なし
引数
xMatrix
x座標の行列。
yMatrix
y座標の行列。
dragScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスをドラッグしたときに実行される。
mouseUpScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスボタンを放したときに実行される。
Drag Polygon(xMatrix, yMatrix, <dragScript>, <mouseUpScript>)
説明
引数の行列(xMatrix、yMatrix)で与えられた座標上に、頂点がドラッグ可能な多角形を描く。
戻り値
なし
必須の引数
xMatrix
x座標の行列。
yMatrix
y座標の行列。
オプションの引数
dragScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスをドラッグしたときに実行される。
mouseUpScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスボタンを放したときに実行される。
Drag Rect(xMatrix, yMatrix, <dragScript>, <mouseUpScript>)
説明
引数の行列(xMatrix、yMatrix)で与えられた座標上に、頂点がドラッグ可能な塗りつぶされた長方形を描く。
戻り値
なし
必須の引数
xMatrix
2つのx座標の行列。
yMatrix
2つのy座標の行列。
オプションの引数
dragScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスをドラッグしたときに実行される。
mouseUpScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスボタンを放したときに実行される。
メモ
xMatrixとyMatrixには、値を2つずつ指定する必要があります。指定する座標ペアは、Rect()を描くための規則に従っていなければなりません。最初の点(xMatrixの最初の値とyMatrixの最初の値)は、長方形の左上の点となります。2番目の点(xMatrixの2番目の値とyMatrixの2番目の値)は、長方形の右下の点となります。
Drag Text(xMatrix, yMatrix, string, <dragScript>, <mouseUpScript>)
説明
引数の行列(xMatrix、yMatrix)で与えられた座標上に、文字列(string)を描く。または、リストが指定されている場合は、そのリストの項目を描く。
戻り値
なし
引数
xMatrix
x座標の行列。
yMatrix
y座標の行列。
string
引用符付き文字列。グラフに描画されるテキストとなる。
dragScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスをドラッグしたときに実行される。
mouseUpScript
任意の有効なJSLスクリプト。このスクリプトは、マウスボタンを放したときに実行される。
Fill Color(name|color|rgbList)
説明
領域を塗りつぶすときの色を設定する。
戻り値
なし
引数
name|color|rgbList
引用符付きの色の名前、色番号、またはRGB値のリスト。
Fill Pattern(name|mask|image)
説明
塗りつぶし領域のパターンを設定する。
引数
name|mask|image
引用符付きの色の名前、0~1の値の行列、またはイメージへのパス。
次も参照
『スクリプトガイド』の塗りつぶしのパターンを追加する
Get Color Theme Detail(name)
説明
指定されたカラーテーマのスクリプトを戻す。
例
次の例は、JMP標準のカラーテーマのスクリプトを戻します。
Get Color Theme Details( "JMP Default" );
{"JMP Default", 9221, {{213, 72, 87}, {57, 177, 67}, {64, 111, 223}...}}
Get Color Theme Names(<kind>)
説明
すべてのカラーテーマ名、または指定された種類のカラーテーマ名のリストを戻す。引数kindに指定できる種類には、"Continuous"(連続尺度)、"Categorical"(カテゴリカル)、"Sequential"(順序)、"Diverging"(発散)、"Qualitative"(定性)、"Chromatic"(色彩)があります。
例
次の例は、すべてのカラーテーマを戻します。
Get Color Theme Names();
{"緑->黒->赤", "緑->白->赤", "白->黒"...}
次の例は、発散カテゴリのカラーテーマを戻します。
Get Color Theme Names( "diverging" );
{"緑->黒->赤", "緑->白->赤", "青->グレー->赤"...}
Gradient Function(zExpr, xName, yName, [zLow, zHigh], zColor([colorLow, colorHigh]), < <<xGrid(min, max, incr)>, < <<yGrid(min, max, incr)>
< <<Transparency(alpha|vector))
説明
2変数に対する関数値を色で描いたグラフを作成する。グリッド上の長方形を、式の値に基づき、小さい値に対する色と大きい値に対する色を混合して塗りつぶす。
必須の引数
zExpr
任意の式(たとえば、Sine(y)+Cosine(x))。
xName, yName
2変数の名前。
zLow, zHigh
最小値と最大値(2~10)の行列。
zColor([colorLow, colorHigh)
混合される2つの色を定義する(4は緑、6はオレンジ)。
オプションのメッセージ
<<xGrid, <<yGrid
グラデーションを描く範囲をボックスとして指定する。
<<zColor
等高線の色。引数はスカラーでも行列でもかまいませんが、数値でなければなりません。
<<Transparency(number|matrix)
塗りの透明度。0~1の数値のベクトルで指定してください。等高線の各領域を塗りつぶすのに、指定された透明度が循環して使われます。
例
Gradient Function(Log(a * a + b * b),
a, b, [2 10],
zColor([4, 6]));
H Line(x1, x2, y)
H Line(y)
説明
yの位置に横線を描く。x座標の開始点および終了点(x1およびx2)が指定された場合、yの位置にx1からx2まで線を引きます。引数yに行列を指定し、複数の線を引くこともできます。
H Size()
説明
グラフィックフレームの幅をピクセル単位で戻す。
Handle(xPos, yPos, dragScript, mouseUpScript)
説明
引数(xPosとyPos)で与えられた座標に、ドラッグ可能なマーカーを配置する。最初のスクリプト(dragScript)はドラッグしたときに、2番目のスクリプト(mouseUpScript)はマウスのボタンを放したときに実行されます。
Heat Color(x, < <<theme>)
Heat Color(x)
説明
指定されたカラーテーマ("theme"; 彩色方法)において、nに対応する色の値を戻す。色の値は、JMPで定義されている色の番号で戻されます。
戻り値
JMPの色番号。整数
必須の引数
x
0~1までの数値。
オプションのメッセージ
theme
セルプロットでサポートされている引用符付きカラーテーマ名。デフォルト値は「青->グレー->赤」(Blue to Gray to Red)。
HLS Color(h, l, s)
HLS Color({h, l, s})
説明
指定された色調(h)、明度(l)、および彩度(s)の値をJMPの色番号に変換する。
戻り値
JMPの色番号。整数
引数
色調、明度、および彩度、またはそれら3つの値を含んだリスト。指定できる値の範囲は0~1。
In Path(x, y, (pathMatrix|pathText)
説明
xとyで指定された点がpath内にあるかどうかを特定する。
戻り値
点(x, y)が指定されたパス内にあれば真(1)、そうでない場合は偽(0)を戻す。
引数
x and y
点の座標
pathMatrix|pathText
パスを示す行列または引用符付き文字列
In Polygon(x, y, xMatrix, yMatrix)
In Polygon(x, y, xyPolygon)
説明
指定の点(x, y)が、ベクトル引数(xMatrixとyMatrix)で定義された多角形の内側にあるかどうかを示すブール値(1または0)を戻す。
xMatrix, yMatrixの代わりに、2列の行列(xyPolygon)を使用することもできます。また、xとyとして、互いに対応したベクトルを指定することもでき、その場合、各(x, y)のペアが指定された多角形の中に入るかどうかに基づき、0と1から構成されるベクトルが戻されます。
Level Color(i)
Level Color(i, n)
Level Color(i, n, <theme>)
Level Color(i, <theme>)
説明
カテゴリカルデータに対してJMPのグラフで使われている色の番号を戻す。
戻り値
JMPの色番号。整数
必須の引数
i
1以上、かつ、nで指定されたカテゴリ数以下の整数。
n
カテゴリ数。
オプションの引数
theme
[列プロパティ]の「値の色」リストに表示されているカラーテーマのいずれか(引用符付き)。指定されていない場合、JMPのデフォルトのカラーテーマが適用されます。
メモ
第2引数が数値ではなく引用符付き文字列の場合、第2引数はカラーテーマとみなされます。
Line({x1, y1}, {x2, y2}, ...), <<ValueSpace(Boolean)
Line([x1, x2, ...], [y1, y2, ...]), <<ValueSpace(Boolean)
説明
点間に線を描く。
引数
{x1, y1}, {x2, y2}|[x1, x2, ...], [y1, y2, ...]
点の座標を示すペアを含むリスト、またはxの行列とyの行列。
<<ValueSpace(Boolean)
バブルプロットの軌跡のように、線がデータの変化を表している場合、その軌跡の線を描く。Booleanには定数または式を指定できます。
Line Style(name|number)
説明
グラフの線種を設定する。
引数
n
引用符付きの線種名または線種の番号
– 0/"Solid"(実線)
– 1/"Dotted"(点線)
– 2/"Dashed"(破線)
– 3/"DashDot"(一点鎖線)
– 4/"DashDotDot"(二点鎖線)
Marker(<rowState>, {x1, y1}, {x2, y2}, ...)
Marker(<rowState>, [x1, x2, ...], [y1, y2, ...})
説明
リストまたは行列で指定された座標にマーカーを描く。オプションの引数rowStateでマーカーの種類を設定できます。
Marker Size(n)
説明
マーカーのサイズを指定する。
Mousetrap(dragScript, mouseUpscript)
説明
クリックの座標を読み取り、グラフのプロパティを更新する。最初のスクリプト(dragScript)はドラッグしたときに、2番目のスクリプト(mouseUpScript)はマウスのボタンを放したときに実行されます。
New Heat Image(matrix, <colorTheme>)
説明
指定した行列とカラーテーマ、グラデーションに基づいてヒートマップのイメージを作成する。
引数
matrix
値の行列。指定した行列と同じ次元を持つヒートマップが作成されます。
colorTheme
カラーテーマ、つまり値の色へのマッピングを定義するグラデーション属性一式。以下に、カスタムのグラデーションを使用する例を示します。
例
width = 256;
height = 256;
wstride = 16;
hstride = 16;
b = J( hstride, wstride, Random Normal() );
a = Transform Each( {z, {row, col}},
J( height, width, 0 ),
b[Floor( (row - 1) / hstride ) + 1,
Floor( (col - 1) / wstride ) + 1]
);
E1 = New Heat Image(
a,
gradient(
{Color Theme( "青->グレー->オレンジ" ),
Scale Type( "標準偏差" ),
Show Missing Color( "On" ),
Reverse Gradient( 1 )}
)
);
New Window( "test", Lineup Box( E1 ) );
Normal Contour(prob, meanMatrix, stdMatrix, corrMatrix, <colorsMatrix>, <fill=x>)
説明
k個の母集団の、2変量正規分布の等高線を描く。
必須の引数
prob
累積確率。スカラーまたは行列で指定。
meanMatrix
k行2列の平均。行列で指定。
stdMatrix
k行2列の標準偏差。行列で指定。
corrMatrix
k行1列の相関係数。行列で指定。
オプションの引数
colorsMatrix
k個の等高線の色を指定する。色は、JSLで用意されている標準色の整数値、またはRGB ColorやHLS Colorなどの色関数の戻り値で指定します。
fill=x
等高線の塗りの色の透明度を指定する。
Oval(x1, y1, x2, y2, <Fill(Boolean)>)
Oval({x1, y1}, {x2, y2}, <Fill(Boolean)>)
説明
対角線が(x1, y1)と(x2, y2)である長方形に内接する楕円を描く。Fillはブール値です。Fillが0の場合、楕円は塗りつぶされません。Fillが0以外の場合、現在fill colorで設定されている色で塗りつぶされます。fillのデフォルト値は0です。
Path((pathMatrix|pathText), <Fill(Boolean)>)
説明
指定されたパスに沿って線を描く。fillが指定されている場合は、パスが現在の塗りつぶし色で塗りつぶされます。
必須の引数
pathMatrix
Nx3行列。pathMatrixを指定しない場合は、pathTextを指定してください。
pathText
SVG構文の引用符付き文字列。
オプションの引数
Fill(Boolean)
線を描く(0)かパスを塗りつぶすか(1)を指定する。デフォルト値は0です。
メモ
パスを行列で指定する場合は、x座標、y座標、および、パスの種類を表すフラグで構成します。フラグの値には、0(コントロール点)、1(移動)、2(線分)、3(3次ベジエ曲線)または負の値(パスによって閉じた領域を表す場合)を指定できます。
Path To Char(path)
説明
パスの指定を行列形式から引用符付きの文字形式に変換する。
戻り値
引用符付き文字列
引数
path
Nx3のパスの行列。
メモ
パスを行列で指定する場合は、x座標、y座標、および、パスの種類を表すフラグで構成します。フラグの値には、0(コントロール点)、1(移動)、2(線分)、3(3次ベジエ曲線)または負の値(パスによって閉じた領域を表す場合)を指定できます。
Pen Color(n)
説明
線の色を指定する。
Pen Size(n)
説明
線の太さをピクセル値で指定する。
Pick Color(<window title>, <name|index|RGBlist>)
説明
カラーピッカーを作成する。カラーピッカーは、たとえば、ユーザーが色を選択して、グラフに適用したい場合に使えます。ユーザーは、オペレーティングシステムで用意されているカラーピッカーを使って事前に用意されている色を選択したり、独自の色を作成したりできます。スクリプトでデフォルトの色を指定しておくこともできます。デフォルトの色を指定しなかった場合、黒が選択されます。
戻り値
オペレーティングシステムのカラーピッカーからユーザーが選択した色
引数
window title
カラーピッカーウィンドウのタイトルを引用符付きで指定する。
name
デフォルトの色のJMP色名。
index
デフォルトの色のJMP色番号。
RGBlist
デフォルトの色のRGB値。
次も参照
『スクリプトガイド』のカラーピッカーを作成する
Pie(left, top, right, bottom, startAngle, endAngle)
説明
塗りつぶされた扇形を描く。2つの座標で表わされる長方形に内接する楕円形が仮に構成されます。そして、開始角度(startangle)と終了角度(endangle)で指定された扇形だけが実際に描画されます。
Pixel Line To(h, v)
説明
現在の位置から、ピクセル座標で指定された位置まで、幅が1ピクセルの線を引く。Pixel Origin()関数およびPixel Move To()関数を使って、現在のピクセル座標を設定します。
Pixel Move To(h, v)
説明
現在の位置を、ピクセル座標で指定された新しい位置に移動する。
Pixel Origin(x, y)
説明
後に続くPixel Line To()関数やPixel Move To()関数のために、グラフ座標の原点を設定する。
Polygon({x1, y1}, {x2, y2}, ...)
Polygon(xMatrix, yMatrix)
説明
座標のリストによって定義された多角形を描く。多角形は塗りつぶされます。
Polygon Area({x1, y1}, {x2, y2}, ...)
Polygon Area(xMatrix, yMatrix)
説明
指定した多角形の面積を計算する。
例
area = Polygon Area( {0, 0}, {0, 10}, {10, 10}, {10, 0} );
area = Polygon Area( [10 20 30], [10 30 20] );
Polygon Centroid({x1, y1}, {x2, y2}, ...)
Polygon Centroid(xMatrix, yMatrix)
説明
指定した多角形の重心を計算する。
例
{cx, cy} = Polygon Centroid( {0, 0}, {0, 10}, {10, 10}, {10, 0} );
centroid = Polygon Centroid( [10 20 30], [10 30 20] );
Pixel Path(h, v, (path matrix|path text), <fill=Boolean)>, <scale=n>, <orient={n, n})
説明
fill(塗りつぶし)が0の場合はピクセルで指定されたパスに沿って線を描き、0以外の場合はパスの内側を塗る。
必須の引数
h, v
横と縦の座標を指定する。
path matrix
h座標、v座標、およびそれらの座標の各点に対応するフラグの3列の構成で指定する。フラグの値には、0(コントロール点)、1(移動)、2(線分)、3(3次ベジエ曲線)または負の値(点がパスの終点でもある場合)を指定できます。各フラグ(1点につき1つ)には、0、1、2、3(形状の終点の場合は負)の値を指定できます。
path matrixを指定しない場合は、path textを指定してください。
path text
SVG構文をサポートする。パスは、オプションのパラメータ(fill、orient)に応じて、基点、方向および尺度(scale)が決められる。
オプションの引数
fill(Boolean)
0は形状を塗りつぶす。1は空白の形状を描く。
orient
オブジェクトを回転させる。たとえば、向きを{Sqrt( 2 ), Sqrt( 2 )}とした場合、45度の角度で形状が描かれます。
scale
オブジェクトの尺度。たとえば、尺度が1の場合、形状は定義されたとおりの大きさで描かれます。尺度が2の場合は2倍の大きさ、0.5の場合は半分の大きさで描かれます。
Pixel Text(<properties>, {h, v}, text, ...)
説明
ピクセル位置{h, v}に移動し、引用符付きのtext引数で指定されたテキストを描画する。
必須の引数
h
横方向のピクセル位置。
v
縦方向のピクセル位置。
text
ピクセルの開始位置と終了位置に表示する引用符付き文字列。
オプションの引数
center justified
テキストを中央揃えにする。
right justified
テキストを右揃えにする。
erased
テキストの背景の長方形領域を消去する。テキストを読みやすくするために長方形の内側部分が消去され、テキストは背景色の上に描画されます。
boxed
テキストをボックスで囲む。
counterclockwise
テキストを反時計回りに回転させる。
clockwise
テキストを時計回りに回転させる。
Rect(left, top, right, bottom, <Fill(Boolean)>)
Rect({left, top}, {right, bottom}, <Fill(Boolean)>)
説明
対角線が(left, top)と(right, bottom)を結んだ直線である長方形を描く。Fillはブール値です。Fillが0の場合、長方形は塗りつぶされません。Fillが0以外の場合、Fill Color関数で設定されている色で塗りつぶされます。fillのデフォルト値は0です。
Remove Color Theme(name|{name, <flags>, {color, ...}, <{position, ...}>}>)
説明
グローバルリストから、名前またはフルカラーテーマオブジェクトとして指定されたカスタムカラーテーマを削除する。
必須の引数
name
カラーテーマの引用符付きの名前。
color
色のRGB値。
オプションの引数
flags
テーマが連続尺度のものかカテゴリカルなものかといったメタデータを表す数値。この数値を知るには、Get Color Theme Details()関数の引数に該当のカラーテーマ名を指定した時の戻り値を見てください。
position
0~1の数値。それぞれの色に、グラデーションのどこに位置するかを示す0~1の値が割り当てられます。
例
Remove Color Theme( {"Yellow Blue", 0, {{255, 255, 0}, {0, 0, 255}}, {0.0, 1.0}} );
RGB Color(r, g, b)
RGB Color({r, g, b})
説明
指定された赤(r)、緑(g)、および青(b)の値をJMPの色番号に変換する。
戻り値
JMPの色番号。整数
引数
赤、緑、および青、または3つのRGB値を含んだリスト。指定できる値の範囲は0~1。
Text(<properties>, ({x, y}|{left, bottom, right, top}), text)
説明
xy座標、軸の左、下、右、一番上のいずれか、指定された位置に、引用符付き文字列(text)を書き込む。
プロパティ(properties)には、Center Justified(中央揃え)、Right Justified(右揃え)、Erased(消去)、Boxed(囲み)、Clockwise(時計回り)、Counterclockwise(反時計回り)のいずれかを指定できます。位置、名前付き引数、および引用符付き文字列は、任意の順序で指定できます。位置と名前付き引数は、すべての文字列に適用されます。
Text Color(n)
説明
テキストの色を指定する。
Text Font(fontName, <size>, <bold italic underline strikeout>, <angle>)
説明
テキストのフォントを設定する。現在のフォント属性を取得するには、引数なしで使用します。Angleは、時計回りの角度。
フォント属性は引用符で囲みます。複数の属性を適用するには、"bold italic"のようにまとめて指定します。
Text Size(n)
説明
テキストのサイズをポイント数で設定する。
Transparency(alpha)
説明
現在の描画の透明度を0~1の範囲のalphaで指定する。0は透明(描画なし)、1は完全に不透明(デフォルト)です。
メモ
オペレーティングシステムの中には、透化をサポートしていないものもあります。
V Line(x, <y1, y2>)
説明
xの位置に縦線を描く。y座標の開始点および終了点(y1およびy2)が指定された場合は、xの位置にy1からy2まで線を引きます。引数xに行列を指定し、複数の線を描くこともできます。
V Size()
説明
グラフフレームの縦のサイズをピクセル単位で戻す。
X Function(zExpr, yName, <Min(min), Max(max), Fill(Boolean), Inc(upper bound))
説明
yNameの値をY軸上に沿って変化させた時の関数値をX座標にプロットする。
X Origin()
説明
グラフフレームの左端のx値を戻す。右端のx値は、XOrigin()+XRange()により得ることができます。
X Range()
説明
ディスプレイボックスの左端から右端までの距離を戻す。たとえば、XOrigin()+XRange()は右端を示します。
X Scale(xMin, xMax)
説明
水平方向のスケールの範囲を設定する。スケールの指定がない場合、デフォルト値の(0,100)が使われます。xMinのデフォルト値は0です。xMaxのデフォルト値は100です。
XY Function(x(t), y(t), t, Min(min), Max(max), (Inc(bound)|Steps(min))
説明
式x(t)と式y(t)を組み合わせ、パラメータtの指定範囲でx-y曲線を作成する。tが最小値(Min)と最大値(Max)で変化するたびに、xとyの式が現在のtの値を使って評価されます。
メモ: デフォルトの精度では曲線が滑らかでない場合は、inc()やsteps()を指定する必要があります。
Y Function(yExpr, xName, <Min(min), Max(max), Fill(Boolean), Inc(bound)>)
説明
xNameの値をX軸上に沿って変化させた時の関数値をY座標にプロットする。
Y Origin()
説明
グラフフレームの下端のy値を戻す。
Y Range()
説明
ディスプレイボックスの下端から上端までの距離を戻す。たとえば、YOrigin()+YRange()は上端を示します。
Y Scale(yMin, yMax)
説明
垂直方向のスケールの範囲を設定する。スケールの指定がない場合、デフォルト値の(0, 100)が使われます。