「K Meansクラスター分析」プラットフォームの「反復クラスター分析」レポートには、クラスター分析の設定パネルが表示されます。クラスター数を1つ指定して1回、1回、実行していくことも、[クラスター最大数]オプションを使って、あてはめるクラスター数の範囲を指定し、まとめて実行することもできます。モデルをあてはめるごとに、ウィンドウにレポートが追加されていきます。「K Means法」レポートを参照してください。
図14.7 「反復クラスター分析」設定パネル
この設定パネルには次のようなオプションがあります。
方法
次のクラスター分析手法を使用できます。
K Meansクラスター分析
この章で説明しています。
自己組織化マップ
自己組織化マップの設定パネルで説明しています。
クラスターの数
形成されるクラスターの個数。
クラスター最大数(オプション)
形成されるクラスター数の上限値。この値を指定した場合、[クラスターの数]の値とこの値の間にあるすべての整数に対し、分析が行われます。
実行
[1ステップ]が選択されている場合を除き、k-means法の反復計算を最後まで実行します。
1ステップ
k-mean法の反復計算を1ステップずつ実行したい場合には、このチェックボックスをチェックします。[1ステップ]を選択した場合、[実行]ボタンをクリックしてもクラスター分析は実行されません。レポートに[実行]ボタンと[ステップ]ボタンという2つのボタンが表示されます。
– 一度に1ステップずつ反復を実行するには[ステップ]ボタンをクリックします。
– 反復計算を最後まで行うには[実行]ボタンをクリックします。
クラスター内の標準偏差を使用
このオプションを使うと、距離は各クラスター内で推定された標準偏差によって標準化して計算されます。このオプションを使わない場合、距離は変数ごとに全体の標準偏差の推定値によって標準化して計算されます。
標本抽出率を使って距離をシフト
クラスターのサイズ(該当するクラスターに属するデータの行数)に基づいて距離を調整します。クラスターのサイズが異なる場合、小さなクラスターより大きなクラスターに属する事前確率の方が高いと仮定されます。そのため、サイズが大きなクラスターに割り当てられる確率のほうが高くなります。
ここでは、「反復クラスター分析」の赤い三角ボタンのメニューに含まれるオプションについて説明します。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートのローカルデータフィルタ」、「JMPレポートの[やり直し]メニュー」、および「JMPレポートの[スクリプトの保存]メニュー」を参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
プラットフォーム環境設定
現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。