グラフビルダーの[地図シェープ]は、「地図シェープ」ゾーンの変数で定義された領域を表示します。
データテーブル内の列に地理的な地域(国、州、郡、県など)の名前が含まれている場合は、その列を「地図シェープ」ゾーンに割り当てることができます。「地図シェープ」ゾーンに変数をドロップすると、列内の値に対応する内部地図が検索されます。該当するマップが見つかった場合は、その地図がグラフ領域に描かれます。
また、該当する列に対して「地図の役割」列プロパティを定義することもできます。このプロパティにより、列内の値を地図シェープデータにリンクできます。これは、独自の地図を作成する場合に特に便利です。独自の地図ファイルを参照してください。
「地図シェープ」ゾーンに変数を配置すると、「X」ゾーンおよび「Y」ゾーンが表示されなくなります。他の変数の情報を「色」や「サイズ」として追加することができます。
• 要約統計量の値別に地図シェープを色分けするには、関心のある列を「色」ゾーンにドラッグします。環境設定で選択したカテゴリカルまたは連続変数のカラーテーマがシェープに適用されます。
• 要約統計量の値に基づいて地図シェープのサイズを変更するには、該当する列を「サイズ」ゾーンにドラッグします。これにより、サイズ変数の要約統計量の値に従って地図シェープのスケールが調整され、歪みが最小限に抑えられます。
地図を参照してください。例として、地図を作成する別例を参照するか、「PopulationByMSA.jmp」または「SAT.jmp」のサンプルデータテーブルに保存されているスクリプトを実行してください。
図3.41 「地図シェープ」のオプション
要約統計量
「色」または「サイズ」ゾーンの変数としてプロットされる統計量を変更します。
欠測シェープの表示
地図において、値が欠測しているシェープの表示/非表示を切り替えます。
変数
グラフ要素の変数の表示と非表示を切り替えたり、変数の表示順を変更したりします。
メモ: これらのオプションは、「グループX」、「グループY」、「段組」、「ページ」の各ゾーンの変数には適用されません。
チェックボックスの右に、その変数のゾーンと列名が表示されます。これらのチェックボックスでは、次のようなことができます。
– ゾーンの変数に対応する要素の表示と非表示を切り替える。
– 変数を「色」、「サイズ」、「地図シェープ」、または「度数」に指定したときの効果をオンまたはオフにする。
ヒント: 複数のグラフがある場合、各グラフの色やサイズに異なる変数を使用できます。2つ目の変数を「色」または「サイズ」ゾーンにドラッグし、その隅にドロップします。「変数」のオプションで、使用したい色やサイズの変数を選択し、各グラフに適用します。
ゾーン内に複数の変数がある場合は、矢印を使ってそれらの表示順を変更できます。変数名を強調表示し、矢印をクリックすると、その変数の位置が変わります。
変数オプションの詳細については、「面グラフと折れ線グラフの例」を参照してください。