公開日: 09/19/2023

「最大化オプション」ウィンドウ

「予測プロファイル」の赤い三角ボタンのメニューにある「最大化オプション」を使って、最適化の設定を調整できます。

図3.9 「最大化オプション」ウィンドウ 

「最大化オプション」ウィンドウ

トリップの数

アルゴリズム全体において、ランダムに初期値を設定する処理を何回行うかです。各トリップにおける初期値は、トリップごとに、モデル内の各因子に対してランダムに生成されます。

最大反復回数

各トリップ内での複数回数の循環が収束した後の追加の最適化において、反復する回数の最大値です。反復計算が収束しなくても、この値に反復回数が達した場合には、新しいトリップが開始されます。

収束許容度

最適化アルゴリズムの反復計算における収束基準に対する上限値です。連続した2回の反復において収束基準値が、ここで指定した値よりも小さい場合、収束したとみなして反復計算を終了させます。

最大循環数

(線形制約がある場合は適用されません。)1回のトリップにおいて、全因子を循環する回数の最大値です。

反復をログデータテーブルに保存

最適化の各反復の結果を新しいデータテーブルに保存します。

遺伝的アルゴリズムのオプション

(「許可しない組み合わせ」の制約がある場合、または[外挿の抑制]機能のいずれかがオンに設定されている場合にのみ使用可能です。)遺伝的アルゴリズムに関する追加のオプションが表示されます。遺伝的アルゴリズムは、通常の最適化アルゴリズムで求められた解が、実現可能解でない場合にのみ使用されます。

最大反復回数

遺伝的アルゴリズムの最大反復回数です。

収束許容度

遺伝的アルゴリズムの収束基準の上限値です。

注意: 遺伝的アルゴリズムによる解は、大域的な最適解ではない場合があります。これは、すべての遺伝的アルゴリズムに言えることです。最適化問題において、複雑な制約がある場合には、遺伝的アルゴリズムが役立ちます。たとえば、JMPでは、「許可しない組み合わせ」の制約がある場合に遺伝的アルゴリズムを使用します。なぜなら、このような制約は、カテゴリカル因子が含まれていたり、非線形であったり、JSLを介して入力された一般的な制約であったりする場合があるからです。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).