「応答のスクリーニング」の赤い三角ボタンのメニューで[平均の保存]オプションを選択すると、平均のデータテーブルが作成されます。このデータテーブルには、X変数の水準ごとに、各Y変数の平均と標準偏差が出力されます。「Probe.jmp」サンプルデータの場合、387変数のY変数が、「工程」という2水準因子に対して検定されます。そのため、平均のデータテーブルには387×2 = 774の行が含まれます。
図24.5 [平均の保存]オプションで保存されるデータテーブル
平均のデータテーブルには次の列があります。
Y
連続尺度の応答変数。
X
カテゴリカルな説明変数。
水準
カテゴリカルなX変数の水準。
度数
該当する水準における観測値の個数。
平均
該当する水準に対するY変数の平均。
標準偏差
該当する水準に対するY変数の標準偏差。
ロバスト 平均
HuberのM推定による、平均のロバストな推定値。起動ウィンドウで[ロバスト]オプションを選択した場合に表示されます。