「配合計画」プラットフォームでは、配合物の成分を因子とする実験計画を作成できます。「配合計画」プラットフォームでは、単体計画・端点計画・格子計画など、いくつかの古典的な配合計画から選択できます。端点計画の手法では、複数の線形不等式による制約を指定し、配合比の範囲を狭めることができます。
配合実験では、配合成分の割合を因子の値とするので、値は0~1の範囲しか取りません。配合実験の因子は3つ以上であり、すべての因子の割合を合計すると1(100%)になります。配合実験は、因子を他の因子から独立した形で変化させることができない点で、他の実験とは異なります。1つの因子の割合を変化させると、その差を埋めるために他の因子の割合も変化させる必要があります。この単純な事実が、配合実験のあらゆる要素(因子空間、計画の特性、結果の解釈)に大きな影響を及ぼしています。
配合成分の割合の合計が1であるため、配合計画の実行可能な領域は単体(simplex)の形状になります。たとえば、3因子の計画は2次元上の三角形で、4因子の計画は3次元上の四面体で視覚化することができます。
図14.1 三角図