「多変量管理図」の赤い三角ボタンメニューには、次のようなオプションがあります。
T2乗図
T2管理図を表示します。HotellingのT2管理図は、1変数に対するXBar管理図を拡張した管理図であり、複数の変数における相関を考慮した多変量管理図です。
T2乗の分割
Yの主成分に基づいた多変量管理図を作成します。T2を求めるときに用いる主成分の次元を指定できます。T2乗の分割を参照してください。
α水準の設定
管理限界の計算に使うa水準を設定します。デフォルトは0.05です。
共分散行列
「共分散行列」レポートを表示します。共分散行列は、二変量間の線形関係の強さを測る指標です。サブグループ変数が指定されている場合、「プールした共分散行列」レポートが表示されます。
相関行列
「相関行列」レポートを表示します。サブグループ変数が指定されている場合、「プールした相関行列」レポートが表示されます。
共分散行列の逆行列
「共分散行列の逆行列」レポートを表示します。なお、共分散行列が特異な場合は、共分散行列の一般逆行列を表示します。サブグループ変数が指定されている場合、「プールした共分散行列の逆行列」レポートが表示されます。
相関行列の逆行列
「相関行列の逆行列」レポートを表示します。なお、相関行列の逆行列が特異な場合は、相関行列の一般逆行列を表示します。サブグループ変数が指定されている場合、「プールした相関行列の逆行列」レポートが表示されます。
平均の表示
「グループ平均」レポートを表示します。これには各グループの平均が含まれます。
T2乗の保存
データテーブルに新しい列を作成し、T2の値を保存します。
T2乗の計算式の保存
データテーブルに新しい列を作成し、T2の計算式を保存します。
目標統計量の保存
新しいデータテーブルに工程の目標統計量を保存します。目標統計量として、標本サイズ・サブグループ数・平均・標準偏差・相関係数が保存されます。
変化点の検出
(サブグループ化されたデータでは使用不可。)各行の検定統計量から「変化点の検出」プロットを作成し、変化点が現れた行番号を表示します。変化点の検出を参照してください。
主成分分析
固有値および対応する固有ベクトルを示すレポートを表示します。主成分分析では、監視対象の複数の変数のうち、工程変動に対する寄与率の高いものを見極めることができます。主成分分析を参照してください。
主成分の保存
データテーブルに新しい列を作成し、尺度化した主成分スコアを保存します。