「パーティション」レポート内のツリーの各ノードには、それらのノードに関する情報と、赤い三角ボタン(これをクリックすると、追加のオプションを選べます)があります。ノードのオプションを参照してください。また、終端ノードには、「候補」レポートも表示されます。
度数
そのノードに属する学習セットの観測数。
平均
(応答が連続尺度の場合にのみ使用可能。)そのノードに属する学習セットの、応答の平均値。
標準偏差
(応答が連続尺度の場合にのみ使用可能。)そのノードに属する学習セットの、応答の標準偏差。
G2
(応答変数がカテゴリカルの場合にのみ使用可能。)カテゴリカルな応答に使用される適合度統計量(連続尺度の応答に対する誤差平方和に相当する統計量)。値が小さくなるほど、適合度が良いことを示します。「パーティション」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
対数価値
-log10(p値)で定義される、対数価値(LogWorth)。対数価値が最大になっている分岐点が、最適な分岐点とみなされます。「パーティション」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
差
(応答が連続尺度の場合にのみ使用可能。)2つのノード間の応答の平均値の差。
候補
各列の「候補」レポートに、その列の最適な分岐に関する詳細が示されます。すべての列の分岐のなかで最適なものにアスタリスク(*)が付いています。
項
候補列を表示します。
候補G^2
(応答変数がカテゴリカルの場合にのみ使用可能。)最適な分岐点の尤度比カイ2乗。この尤度比カイ2乗値が最大である説明変数で分岐すると、モデルの対数尤度が、その分岐によって最も大きく増加します。
候補SS
(応答が連続尺度の場合にのみ使用可能。)最適な分岐点の平方和。
対数価値
-log10(p値)で定義される、対数価値(LogWorth)。対数価値が最大になっている分岐点が、最適な分岐点とみなされます。「パーティション」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
分岐点
分岐に使われた説明変数の閾値。カテゴリカルな説明変数については、左側に分岐されるカテゴリが表示されます。
最適な分岐点にはアスタリスク(*)がついています。しかし、「候補G2」または「候補SS」が大きい変数と「対数価値」が大きい変数が同じでない場合もあります。検定統計量が最大になっている分岐には「<」、対数価値が最大になっている分岐には「>」を表示することによって、最大値を持つ変数を別々に示しています。アスタリスクがついている場合は、検定統計量が最大になっている変数と、対数価値が最大になっている変数が一致しているケースです。「パーティション」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
ここでは、各ノードの赤い三角ボタンをクリックしたときに表示されるオプションを紹介します。
最良分岐
そのノードより下に位置するノードにおいて、最適な分岐を行います。
ここを分岐
そのノードで、最適な列によって分岐します。
分岐変数の指定
分岐点を指定します。どのような基準で分岐点が決まるかがわかるだけでなく、独自の分岐点を設定することもできます。分岐列を指定する際には、分岐する位置を指定するための以下のオプションを選択できます。
最適の値
選択した変数の最適値で分岐が行われます。
指定した値
ユーザが指定した値で分岐が行われます。
分岐テーブルの出力
分岐点の候補とその値を示すデータテーブルが開きます。
下を剪定
そのノードより下の分岐を削除します。
最悪分岐を剪定
そのノードより下に位置する最悪の分岐を削除します。
行の選択
その葉に該当する行をデータテーブル内で強調表示します。複数のノードの行を選択するには、Shiftキーを押しながら他のノードからこのコマンドを選択します。
詳細の表示
選択した変数の分岐基準を示すデータテーブルが作成されます。データテーブルには、分岐点とその基準値が保存され、また、分岐点と基準値のグラフを作成するスクリプトも含まれます。
ロック
ロックしたノードとそのサブノードは、分岐の対象になりません。チェックマークをつけると、ノードのタイトルに鍵のアイコンが表示されます。